バリ島フライトツアー

〜2008年 旅の軌跡 バリ編〜


【旅のミチシルベ】
◆日程・・・6月21〜29日。
◆目的・・・海外初フライト。バリ島で飛ぶ。観光。
◆コース・・・成田〜サヌール〜キンタマーニ〜ヌサドゥア〜成田。
◆宿・・・ガゼボビーチ、レスパティ、レイクサイドコテージ、サリ・ジャヤ、メリア・バリ

【旅の軌跡】(うっちゃん&かずえ

6月21日

  成田空港に来るのは6年ぶりくらい。ガルーダインドネシア航空、大人気。2時間前でチェックイン長蛇の列。窓際のシート、取れず。インドネシアルピーに両替。3万円が何ルピーになったのか、0が多すぎてよくわからず。

  現地時間17時半、グラライ国際空港到着。ビザ25ドル。入国審査は長い列で、最後から数番目にパス。あっさりスタンプを押されてOK。荷物は探すこともなく、グライダー2個が放置状態。ポーターもいなくて、荷物のチェックもなくて、あっさりバリ島へ上陸。

  空港のホテル予約センターで今夜の宿を予約。のはずが、次々に宿や予定を聞かれ、今夜から明後日までの予約を確保させられた、的な。ガゼボビーチ60ドル、レスパティ65ドル(とにかくすすめられた)、レイクサイドコテージ25ドル(レイクビューホテルだと言われた)。ここでの価格は「ホテルと交渉>予約センター+仲介料」らしい。

  サヌールのホテルへは空港からタクシー。固定の金額で先払い、Rp85000なり。トランクに入らないグライダーは後部シートにかずえとともに詰め込む。空港へは入場車両制限あり。道の状態もまあまあよい。比較的交通ルールは守られている。ネパールみたなクラクションは鳴り響かず。

  21:00、“WARUNG MAMARITA”って店で夕食。ローカルプライスのオープンテラス。サークルKの向かい側。バリ島、意外に発展した雰囲気の街並だ。バイパス沿いには広告や看板が立ち並び、マックやサークルKも。車の通りも多く、バイクがそれ以上に多い。後で知ったことだが、この日は「鉄を敬う」祭りだとか、で、バイクも車もお飾りを付けていた。

  ガゼボビーチホテルはバリ島雰囲気満点のコテージ式ホテル。敷地が広くて、道に迷いそうだ。通りからビーチまで抜けていて、プール・石像・ブランコ?・チェス?あり。部屋も素敵で気に入った。TVあり、冷蔵庫あり、クーラーあり。デラックスダブルだそうだ。

  ガゼボビーチ!バリ風のホテル(コテージ)でかなり気に入る。Airportはトイレに行ったおかげで入国審査が一番最後になる。荷物の心配をしたが、実際には全く無問題で放置。客引き心配をよそに誰も居なく、タクシーを探して乗る。バリはかなり観光地だ。日本企業も日本車も相当見るし、何よりホテルまでの間で日本語を一言も発しない人が居なかった。後々聞けば観光客の中で一番日本人が多いそうだ。次いでオーストラリア、フランス、ロシアらしい。サヌールは元観光地のメッカだったらしいが、今はヌサドゥアに負けて若干さびれたっぽい。夜はレストランくらいしかお店が開いてないが、どれもツーリスト価格でうーんとなる。いやいや十分お安いんだけどさ。中でも一番現地価格の店を見つけたので行ってみる。バナナジュースに感動!うまー。いやー150円くらいでこんなに濃いジュースが飲めるなんて!さすが南国だ。久々に食べるナシゴレンもミーゴレンも美味。ああ食べ物の安い&美味い国って最高。このレストランは正解でした。我ながらナイスChoice。

6月22日

  7:00、めざましがなる。暑いってほどじゃないけど、南国の朝だ。快晴とはいかず、くもり気味。たまに日が差すものの風が強すぎ。とても飛べなさそう。8時前にビーチが見えるレストラン?で朝食。ナシゴレンとバナナジュース、紅茶も出た。コーヒーは普通のコーヒー。この食器類、昨夜から出てたよね・・・。

  ボーイさんが強風でマリンスポーツはNGだと。風の強弱の周期があり、あと数日は強風が続くそうだ。その後、弱くなるらしいが、飛ぶタイミングと合うんだろうか。ビーチを散歩。見た目より水はきれい。珊瑚が打ち上げられていた。カニが多い。

  ぷーたさん(今回のパラの現地コーディネーター)がグライダーを預かりに来てくれ、9時半くらいに初顔合わせ。思ったよりおじさんだ。思ったよりバリ人だ。午後チャーター便で案内してくれることになった。70ドル。日本人、しかもフライヤーなので安心できるし、任せてしまった。眠さに負けて仮眠。かずえはプールで泳いでいた。晴れて日が出てきたら一気に南国、暑くなってきた。

  7:00に起きて朝ごはん。ナシゴレン。優雅な朝を迎える。リゾートだ。ぷーたさんからTELで荷物引渡し。2時間暇なので、海で泳ぐ。プールに移動して泳ぐ。深いのでフレンチボーイに浮き輪を借りてぷかぷかする。プールサイドで寝る。

  午後からぷーたさんカーで観光する。ぷーたさんは独り身なのか?イメージと違ったので、若干驚いた。泳いで疲れたのか、夕方からだるくて辛くなる。ホテルに帰ってすぐに寝る。夕飯は気持ち悪さに負けてGive up。早々に寝る。

  11:55、ガゼボビーチをチェックアウトし、お隣のレスパティへ。ロビーにすでに来ていたぷーたさんと合流。こちらのホテルは12時チェックインが一般的。このホテル、縦長。ロビーから部屋までまたまた距離あり。チェックイン時にジュースを出された。ウェルカムドリンク、いいね。

  12:10、ぷーたカーにて観光へ出発。まずはお昼。インドネシアの料理が食べられるお店へ。日曜ってことで閉まってるとこも多いらしいが、まず観光客が来ることはないというお店で、ローカルインドネシア料理を食べる。これが食えればたいていのものは食えるとのこと。普通に美味い。スイカジュースも○。バリ島的にはちょっと高級なレストランのような店だった。

  サヌール→タバナンへ、タマン・アユン寺院→マルガ英雄墓地→タナロット寺院のコース。タマン・アユンはバリヒンドゥー第二の総本山。入場料Rp3000/人。昼で暑いってことで空いていた。ネコの方が多いくらい。

  17:36、タナロット寺院、出発。オタオタ食す。草だんごのココナッツかけみたいなもの。Rp5000。アイスクリーム、Rp4000、美味し。

  タナロット寺院は満潮時には渡れなくなるそうだ。インドネシア内でもメジャーな観光地でジャワ島からの客も多い。外国人も多そうだが、日本人はあまりいない?ニシキヘビを首に巻いてみた。二人でRp30000。金持ちになるとか、出世するとか。海の中の島なのにその中心からは真水が湧く。その水で身を清め、聖水をかけてもらい、額に米粒を付けて、お祈り済みの証。Rp5000で花まで耳に付けられた。参道の周りには露天が立ち並び、みんな同じようなものを売っている。日本でもよく見る、似たような光景か。

  マルガ英雄墓地、ここはインドネシア独立のため、オランダと戦い、散った人々のお墓。日本人も10数名いたとのこと。手を合わせてきた。ぷーたさんも来るのは初めて。何人もの人に道を聞く。最初が正解とは限らないので、何人にも聞いて確認するそうだ。お布施Rp5000。かずえは何かを感じて体調に異変が・・・。よろず屋でポカリを飲んでちょっと回復。

  マルガ→タナロットへの道はのどかな田園風景。棚田の美しいとこも、うるるん滞在記で見られそうな町も、凧をあげる少年の姿も、田んぼで働く農民の姿も。屋台でラーメンのようなものを食べた。カレー味?小腹が空いたときに食べるらしい。これも美味し。バリの人は朝と夜の2回の食事。あとは腹が減ったら食う、とか。自転車で走ったら気持ちよさそうな道がずっと続いていた。

  タナロット→クタ→サヌールへ。クタで地元民のスーパーへ。現地の価格を把握する。収入のわりには物価は高め。特に輸入品は高かった。水とお菓子と牛乳(ウルトラミルク)を買う。ウルトラミルク、加工乳の味だけど日本と同じだ。むしろ飲みやすい。Rp2000くらいする高級な飲み物か。バリではスーパーに買いくるのはそれなりに収入のある人。多くの人は市とか露天で買い物をするそうだ。Rp100単位のおつりはなく、飴で返ってきた。ここ数年のインフレは激しいそうだ。

  日没が18時頃、スーパーを出た19時には暗くなってしまった。車の数は増え、みんな帰宅か、涼しくなって出てきたか。19時半、レスパティまで帰ってきてぷーたさんにバイバイ。また25日からよろしくお願いします。

  22:30、“Kalpatharu”で夕食。ベッドで横になっていたらひと眠りしてしまい、こんな時間。ホテルから歩いて1分のお店。が、かずえがダウン。ひと眠りして調子がわるくなったらしく、先に帰って寝てるとのこと。二人分の食事を一人で食べつくしたが、ちょっと油っこいか。うまかったけどね。23時でお店は閉店。スタッフ全員に「トゥリマカシ」を言われてさらば。サヌールのメインストリートを食後に散歩しようと思ったけど、23時を過ぎると店はほとんど閉まってしまうらしい。あっという間に暗くなった感じで、人が居なくなったのでおとなしくホテルへ戻る。腹いっぱいでなかなか寝れず。

6月23日

  サヌールからキンタマーニへ。サヌール→ウブド、ゴアガシャ→テガララン、棚田→ティルタ・エンプル寺院→キンタマーニ、ゴールの予定。朝食はビーチ沿いのレストランで食べるのがこの辺のホテルのスタイルらしい。昨日と同様に食べて、ビーチで海にちょっと入って。欧米人は水着でデッキチェアに寝ながら読書。今日も風が強い。

  結局チャーター便で行くことにした。日本語ガイドのニョマン&ドライバーのランボー登場。スズキのAPVで快適にスタート。12時ちょうど、レスパティホテルを出発。サヌール→バトゥアン寺院へ。ゴア・ガシャの手前にあるというので見学。Rp5000。サロンを着用して寺院内見学。ニョマン、ただ日本語を話すだけかと思いきや、一応説明つきの観光案内もしてくれた。ドアの開け閉め、道路横断の安全確保、などなどVIP対応。ドライバーのランボーはお留守番。バトゥアン寺院→ゴア・ガシャ遺跡。通過する町の説明や特徴も説明されながら移動。売店は全部同じようなものを売っているようにしか見えず。

  ゴア・ガシャからライステラスに向かう途中でランチ。お店を任せたら失敗した。高級(といっても日本では普通価格)レストランに連れて行かれた。ツアーで日本人御用達だそうで。しかし、現地の食堂を知ってしまったウチらには高かった。ここも自分らで店を指定するべきだったか。向こうとしては文句を言われないレベルのお店に連れて行きたかったのかもしれない。ランチ後にテガラランのライステラスへ。棚田が見事。米の本場、日本でもなかなか見られない。

  テガララン→ティルタ・エンプル寺院。ここの聖地なのか、沐浴している人多し。ハーフパンツはNGでここでも腰にスカーフ巻き。外国人はみんなそうだ。厳かな雰囲気だったが、現地人もそんなに多くなく、静かな場所だった。

  ティルタ・エンプル寺院→バトゥール湖。キンタマーニと呼ばれる高原地帯。カルデラの外輪山から景色を見渡し、バトゥール湖へと下っていく悪路。観光客はなかなか来ないか。バトゥール山1717mの麓、湖畔のレイクサイドコテージへ到着。高原だけあって肌寒い。

  18:00、コテージでくつろぎ中。日本からメールにてやりとりしていた奥さんは20日にメールをくれていたらしい。日本出発前に確認できず。奥さん、天然っぽい。車チャーター6時間で代金は4500円+遠距離ガソリン代Rp50000。

  起きる。具合はOK。ただの疲れらしい。まったり優雅な朝ごはんの後に10分の無料マッサージ。ニョマンのガイドでキンタマーニへGO。ランチにだまされるものの、まあ色々と寄り道しながら目的地へ。正直、寺院とか建造物にはあまり興味がないんだけど、まあせっかくなので観光しとく。ライステラスはとても良かった。カルデラ湖の景色はとても美しい。ホテルが予想外にしょぼかったのと、奥さんの天然っぷりに笑えた。でも魚は美味しかった。お風呂のじゃぐちを壊してしまうが、敢えて壊したとは言わず、壊れたことに。修理費っていくらかかるんだろう・・・。星がきれいな夜でした。

6月24日

  3:45、ガイドが起こしに来た。3:30には起きてたけど。昨夜はろくに眠れず。対岸に風葬の村があるせいで、何かが漂ってきていたような。

  バトゥール山トレッキングは早朝、暗いうちから出発する。頂上でご来光を見るらしい。そんな天気でもないのは暗くてもわかるんだけど。ゆっくりペースで休憩しながらでも3時間弱で頂上へ。ガイドとポーター、ウチら4人だけかと思いきや、山頂の小屋に欧米人の姿。ご来光を待つらしいが、すでにここは雲に覆われていて、太陽が見えないことは明らか。火山ガスで作ったゆで卵とパンで朝食。この寒いのにコーラまで。下りで雲の下に出ると明るくなってバトゥール湖を一望。まあこれでよしとするか。トレッキングルート自体は簡単だが、安全のためにガイドをつける、といったところか。

  13時半頃、クタ着。11:15にレイクサイドコテージを出て、2時間強。かなりの時間、寝ながら移動。ドライバーとそのサポート(ダパンプのイッサ似)に任せっきり。イッサはずいぶん話し好きっぽかった。睡魔に負けたが、早朝のトレッキングがあったのでしょうがないと思ってくれたっぽい。イッサは日本にも行ったことがあるとのこと。アクセも付けていて金持ちっぽい。

  そーいやレイクサイドで頼んだドライバーは免許の期限がきれていた為にイッサを同伴させていた。市内はイッサに変更するんだと。イッサは多分お金持ちだからドライバーの仕事なんてしなくてもよさそうだ。最初のドライバーはとても笑顔がかわいい素朴なお兄さんなだけに、お金がないが故に免許の更新もできないなんて、そんな現実に心が痛む。イッサは自慢話がしたかったみたいだけど、そんな状況もあり、眠さもあり、2時間寝っぱなし。あーイッサ、意外と優しかったっけ?いい人なんだけど。まあお金を持ってる人とそうじゃない人の差が激しいのは仕方ないけど、こんなとこで差を見るのは切ないなと思った。

クタから20分くらいのとこ(でも迷って30分かかった)にあるナイトマーケットで夕食。Rp40000で腹いっぱいにおいしいものを食べまくれるなんて最高だ。地元の味+観光客味付けかも?うまいから何でもOK。値段もこれなら文句なし。1人200円ちょっとと激安だ。

  普通に値札がついている店で買い物。ナイトマーケットの近く。サンダルやパンツをゲット。値段交渉するような店ではなく、地元の人のディスカウントショップってとこか。日本の愛知県岡崎市に住んでいたというバリ人に話しかけられる。刈谷市も知っていたので本当らしい。商売じゃない世間話。デート中だそうだ。

  3:30、起きる。起こされる。眠い。4:00、バリコーヒーを飲む。ガイドに会う。トレッキング開始。思いのほか寒きないが、風が強い。山の中は不気味。

  6:00、景色がきれいだけど、山頂近くからは雲のため全くもってSUNRISEは見えず・・・。仏のカップルはお茶やコーヒーをすすめられても断っていた。不要なものは不要と言える国民性が素敵だと思った。下山途中、景色がきれいになる。雲は相変わらず、8,9合目くらいからかかりっぱなし。

  13:30、クタ着。カトマンズみたいなアジアの繁華街で久々に旅行に来たんだなーと実感。フードコートでランチ。安ウマなので○。特にアクティビティをすることもないので、市内をブラブラ買い物。デパートでTシャツ&グラサンゲット。バカっぽくて気に入る。値段交渉に失敗したので、次からはRp20000以上は出さないようにする。

  17:00〜18:00、SUNSETを見ようとビーチでずっと待機したのに突然雲が出てきて見れず。なんでだー?!夜はクタの街をさまよい、ナイトマーケットでご飯。そーいやこの日は食費が安かったなあ。

6月25日

  今日から後半、O山ツアーに参戦。クタのサリ・ジャヤからヌサドゥアのメリア・バリまでタクシー。サリ・ジャヤから細い路地を抜けてクタ脱出。ヌサドゥアへ。が、このドライバー、メリア・バリの場所を知らず。ヌサドゥア内で軽く迷っていた。

  10:40、メリア・バリ到着。ヌサドゥアに入ったとたんに別世界。国境を越えたようだ。ヌサドゥアのゲートとメリア・バリのゲートで二重のセキュリティーチェック。車の下を見るミラーも持っていて、格好だけはマジだ。自動小銃抱えてるし。

  ホテルに着くのが早かったようで、予定の部屋が空いてなく、ランクアップの部屋へチェックイン。チェックイン時間前なのに入れてくれたのがありがたい。デラックスルーム?で、天蓋付きのベッド、初めてだ。「13時ロビー集合」と今回の飛びツアーのリーダーO山さんからメッセージあり。今回メンバーは、O山夫妻、I田夫妻、U津木さん、K地さん、G位渕さん、N井さん、Y岸さん、ちばちゃん、ウチら。デラックスルームで離れてるウチら以外はみんな部屋も近い。

  ホテルの集合でぷーたさんとこの別の客2人が追加。九州のT瀬さんと河口湖のM田さん。飛びまくるつもりで来た二人だ。と、メンバーが集まったところで飛び組O山さん、U津木さん、K地さん、G位渕さん、N井さん、ちばちゃん、ウチら)は早速エリアへ。チャンダサのTOへは未舗装路を10分ほど走る。ここにも手作りゲート?地元のおばちゃんが1台Rp5000でお小遣い稼ぎ。ヌサドゥアはゲートだらけだ。

  バリ島はリッジエリア。チャンダサの絶景を前に胸が高鳴る。が、この日は爆風過ぎてまずは様子見。牛が放し飼いされている中、エリア説明とサポートの現地人の紹介。TOは完全にサポートしてくれるとか。LDはトップラン、無理ならビーチラン。3.5kmほど先のホテルニッコーくらいまで行くのがそこそこ飛べる人って感じか。遠浅の海で、ジュゴンが見られるとか。まあランチしてからまた来ましょう。

  と、結局エリアに戻っても風はおさまらず。今日のフライトは断念。ぷーたさんのサポートの二人に連れられてウルワツ寺院へ。サンセットとケチャックダンスを見るツアー。昨日着のO山ツアー組は全員車内で爆睡。

  クタの安宿に対し、ヌサドゥアの国境を越えると別世界!なリゾートホテルが沢山。そのうちインドネシア政府から日本にこの領土を買えといわれそうな勢いだ。安宿のドライバーもメリア・バリにはびっくり。そりゃ私たちもびっくりするくらいだから当然だわ。部屋が空いてないので、1ランク上の部屋へ。超豪華なホテルでロビーから部屋まで徒歩5分。どんだけー!

  13:00ロビー集合でティンビスへ飛びに行く!・・・ものの強風でこの日は×。「ジュゴンが見える」ということで必死に海を探すが、見つからず。ぷーたさんガイドでワルンにて昼食。O山率いる日本代表チーム、安さに驚いていた様子だ。16:00頃、諦めてホテルへ帰る。と、O山さんからみんなで飲もうとのお誘い。あいさつ含め、1230Nい井さん&G位渕さんルームでケンタで乾杯。知らない人ばかりだったけど、楽しめた。ホテルのショーを見に行ったら終わってて仕方なく夜のビーチに遊びに行く。ウチらは外に出て、バリコレに買い物&デザート。バリコレって名前がすごいなあ。メリア・バリ、夜の外観もまた素敵でした。・・・にしても広すぎ。

6月26日

  7:00、起きる。7〜10時半が朝食。ホテル内のレストラン、エルパティオで豪華な朝食バイキング。優雅・・・を通り越して豪華だ。今日はバスツアー。9時ロビー集合です。

  9:10、バスツアー、スタート。ガイドは日本語堪能なあっちゃん。ワンボックスかと思いきや、25人くらいは乗れそうな大型バスが登場。すごい。

  9:35、ガルーダ・パーク。最初のチェックポイント。外国人Rp20000、インドネシア人Rp15000。観光ガイドにはまず載らない公園。かと思いきやゲーウォーカーカルチュアルパークとして載っていた。1時間ほど散策。ガルーダは製作中らしいが、全体の10分の1くらいの進行具合。あのペースだと完成まで100年はかかりそうだ。しかも石像かと思ったら、同の中抜きのやつだった。

  13:20、バリ島の真ん中らへんへ長距離移動。ブラタン湖畔のレストランで食事になった。バイキングRp60000/人。移動中は8割くらい寝てたのに、かなりいっぱい食ってしまった。ブラックアイスのココナッツミルクかけ、うまし。食後にウルン・ダヌ・ブラタン寺院を見学。湖に浮かぶ寺院とのうたい文句。入場料Rp10000、寺院としては高いな。

  ブラタン湖近くにあるバリ島最大の植物園、バリ植物園へ。とりあえず広かった。島の各地で見慣れない植物を見た後では、植物園も別に・・・ね。おやつは再びのテガララン、ライステラス。天気が良く、明るい棚田が見られたのでよしとする。

  18:25、チュルクの金銀細工工房で買い物。みんなで買って安くしてもらう。50〜55%引きくらい。いろいろ買って180ドル。92.5%銀のものとしては安い。17時半頃に店に入ったときは明るかったのに、出てきたら真っ暗。日没後に暗くなるのが早い。

  ウブドでレゴンダンス。ケチャックダンスと違うのはわかるが、良さはわからず。伝統芸能ということで一見の価値ありか。民族衣装というか、ダンス用の衣装はきらびやかで素敵だ。朝から移動しまくりの観光しまくりで疲れてきた。ダンスの途中で眠ってしまったような気がする。

  23:00、ジンバランのシーフード屋台(イカン・バカール・ジンバラン)に到着。夜はBBQ焼きの海の幸。あっちゃんが焼き具合を見てくれたおかげでちょうどいいのが出てきた。イカ美味し。魚美味し。青いイセエビが水槽にいた。ビーチ音楽隊が「乾杯」と「ホテルカリフォルニア」を歌って盛り上げ、アボカドジュース(一番美味かった)とビンタン(ビール)であっちゃんも乾杯。24時ちょっと前にホテルに帰ってきた。帰りの車は7人乗りに8人、5人乗りに6人と攻め攻め。セキュリティーは無事に通過したが、むしろ運転のセキュリティー面から止めるとこでは・・・。重くて車が底をこすったときには、ウチら「ティアアパアパ」、ドライバー「ティダ・・・」。問題あり、と言ったっぽい。今日は朝から夜中までたっぷり観光を満喫。充実の一日だった。

  今日は一日O山ツアーにて観光。たかだか12人なのに、30人くらいの大型バスで出発〜。無駄に広くて笑える。ガルーダパークは像の作りかけの様子がバリTIMEを思わせて素敵だ。ヴィシュヌ像のハリボテにもかなり笑えた。ブラタン湖寺院→植物園→ライステラス→銀工房→レゴンダンス→シーフード→ホテル。朝ごはんの食べすぎか?お腹の調子が悪くてお昼を抜く。

6月27日

  9時に起きる。早朝に起きてホテルのプールで泳ごうと思ったのに起きられず。レストランで昨日同様の豪華な朝食。朝から食べ過ぎてしまう。10時半、ロビーに集合したのは飛ぶ気満々のみなさん。このために来たんで。今日はチャンダサのちょっと北、グヌンパユンっていうエリアへ。風的にこっちの方がいいとのこと。こちらはTOへの手作りゲート無し。今のところ無料だ。

  リッジエリアで一昨日見たとおり、飛び方・LDはOK。あとは飛んでみなきゃわからないし、見えないし。ということで初の海外フライト、インドネシアはバリ島の空へ。強風の中、浮きながらのリバースハンドからテイクオフ。飛べないし、フライヤーじゃないけど、現地の人のサポートは完璧で、前を向いてしまえばこっちのもの、50〜60m程度の崖から海の上へダイブ、世界が変わる瞬間だ。

  海の上をリッジエリアの飛び方を探りながらのフライト。一定の高度を保てるだけの風が入り続け、快適な空を味わう。次々にみんなも飛び出し、チームジャパンさながらの舞いっぷり。TO〜ホテルニッコーの2kmくらいが移動できる範囲で、ニッコーを取れれば上出来といったところらしい。リッジの飛び方さえわかってしまえば、そのニッコーを取るのも難しいことではなく、見事全員ニッコーまで飛んだ。

  1本目を飛び終えて、ランチ休憩。飽きなきゃいくらでも飛んでられるコンディションながらもLDから「そろそろお昼休憩はどうですか?」との無線。降りる練習にもなるし、みんな降りるようだし、私もLDへ。トップランするここのLDは飛べるコンディション下では難易度が高い。崖よりも低く入って、高度を上げながらTOの高さにぴったり合わせる、というアプローチ。海上で高度を下げなきゃいけないのはびびる。が、そこは私の腕の見せ所。無線の誘導もなく、一発でLDへ。TO&LDの上手さが飛ぶにあたっていかに大切かを知らしめるエリアだった。

  ランチして、ゆっくりして、夕方にもう1本。再びニッコーを取りに行き、バリの夕日を見ながらのフライト。U津木さんが下の方に降りていた。びびらせないでほしい。サポートがちゃんと回収に向かっていた。

  2本飛んでバリの空を満喫。海の上って新鮮だし、海外でのフライトっていうのが格別にいい。2本目のLD待ちのとき、沖の海にジュゴンを発見。これから降りるっていうタイミングでゆっくり見てられなかったけど、LD待ちの数分だけ、明らかな姿を海に見つけ、ちょっと得した気分だった。

  昼間の飛びで疲れた体を癒しにマッサージ&エステへ。ホテルのタクシーサービスで行き先を告げるが、どうやらドライバーが知らない店らしい。“歩き方”に載っている“スパッション”を知らない?とりあえず近くでおろしてもらい、歩いてみるが見つからず。お隣の“マルタ・ティラール”の人に聞いてみるとつぶれたとのこと。仕方ないので、その“マルタ・ティラール”へ入店。静かで高級そうな店内。価格はローカル価格の3倍程度。それでも日本に比べたら全然安いし、観光価格よりは安いか。

  ヌサドゥアへ戻り、ゲート手前のレストランで夕食。ゲートの中で食べるよりはゲートの外の方が安い。同じものなのに。明日は多分ゆっくり夕食する時間はないだろうから、今夜がバリ最後の晩餐か。バリの食べ物は日本人の口に、というか、ウチらの口に合う。何を食べてもたいていおいしかった。特に気に入ったのが、アボカドジュース(シェイク)。お店によって当たり外れはあるが、日本では飲めなくて、すごく気に入った。ゲートを歩いて通過し、ホテルまで夜のお散歩。素敵な時間だ。

6月28日

  ゆっくり起きた最終日。朝食はホテルのバイキングで、今日も朝からがっつり食べてしまう。他の人たちと違う便のウチらはチェックアウトもあり、荷物をまとめる。といっても、これからまだ飛ぶんだけどね。

  最終日も昨日と同じく、グヌンパユンのエリアへ。変わらずにいいコンディションで、快適に空を楽しむ。リッジで十分に景色を満喫し、バリの空も飽き気味。行ったり来たりではやはり限界がある。

  で、ウチらはTO崖下の海へと遊びに行く。飛んだり、不時着する人はいてもわざわざ海に入りに行く人はそうはいないだろう。が、上から見ていてきれいな海で、泳がないわけにはいかない。まあ実際には海草の養殖が多くて、魚がカラフルなわけでもなく、そもそもシュノーケルがあるわけでもなく、海に入っただけ。草が絡みついていまいちかも。飛びなが見るほどのきれいさはなかった・・・。この海草類、化粧品の原料になるとか。で、日本へ輸出されているそうだ。ウチらが海で遊ぶ間に空の人たちはちょっと遠くまで足をのばしていた。

  楽しかったバリ島ももうあと数時間。22時の飛行機で19時前には空港へ。でかいグライダーに荷物やお土産を詰め込み、カウンターへ。「重いです」と日本語で言われてしまうも、そのままチェックイン。ガルーダインドネシア航空、聞いていたとおりゆるかった。

  夕食は機内で出るので特に今食べることもなく、出発ロビーで待ち時間にこれを書いてたり。バリ、いいとこだった。

  夜の飛行機は景色が楽しめないので寝るのみ。と、その前に機内食。ナシゴレン、最後までバリだった。

  日本人観光客が多いバリ島だが、行く場所を選べば日本人や観光と離れて楽しめる。パラで飛ぶならこんなに楽しいとこはない。またいつか来よう。そう思う旅先がまた一つできた。しかし、機内泊は・・・眠いな・・・。

おしまい

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