春の福井駅前マラソン

〜2007年 旅の軌跡 福井編〜


3月31日

  出発が遅かったのと、まずは福井駅前で受付を済ませなきゃならなかったのとで、すっかり夕方になってしまった。が、せっかくの福井で観光をしないわけにはいかない。で、曹洞宗の大本山永平寺へ。修行僧が多いと聞いたので、ちょっと見てみようかと。夕方のせいか、季節が微妙なせいか、駐車場も参道も人がほとんどいない。永平寺境内にはさすがに観光客がいたが、それも少ない。さらにはすでに本日の営業終了間近で入場もできず。結局入り口からチラッと見渡した程度で終わってしまった。荘厳な雰囲気はあったものの、スケールとしてはそんなでもないな。中に入ったらもう少し宗教チックなところが見られたのかな。

  駐車場は停まってる車も管理者も居なくて無料。空模様もあやしく、人が居ない不気味さもあって早々に撤収。そばが有名らしいので、道路沿いの店、「雲粋」へ。おすすめのおろしそば、そばつゆがないっ。ぶっかけらしい。さっぱりしていて美味なり。でも讃岐うどんほどのお得感が無いのは値段のせい?中途半端な時間ってのもあるけど、他に誰も客がいなかった。

宿へさっさとチェックイン。夕食前に軽くジョグでも、と思いきや雨と雷。ピカピカ光りまくってる・・・。明日の天気が不安だ。永平寺が軽く走ったんで良しとしよう。今回の宿はビジネスホテルちっくな宝永旅館。愛工大が同じ宿に居た。ていうか一人部屋、素敵に狭い。が、居心地はいい感じ。目の前が何かの美術館。静かな街中だ。

  夕食は福井の美味しいものでも。なんて思ってたけど、あまりに激しい雨に断念。すきやの牛丼とコンビニのパスタで済ませる。せめてカーボローディングだけしておこう。美味しいものはレース後までお預けだ。切ない。夜になって雨が止んだらしい。愛工大の奴らもコンビニにお買い物に行っていた。おいおいジャージ姿だからってそんなにライバルを見るような目で見なくていいって。大学の陸上部に比べたら、相当大したことないからさ。ロビーでくつろいで夜は早めの就寝。何もやることが無い・・・。

4月1日

  早朝の目覚ましよりも早く、窓の外で人の声。6時前から朝練をしていたのは愛工大陸上部。大学の陸上部は厳しいねえ。それを横目に一足先に朝食。がっつり食って、いざ出陣。

  ゴールとなる福井県立陸上競技場(市民陸上競技場?)へ車を停め、スタート地点へはバスで送ってくれる。「受付はどこでやるんですか?」と隣の席のお姉さん。あれ?昨日じゃなかったの?どうやら当日朝でもOKらしい。移動はバスで20分ほど。アップも兼ねて自走してる人も見かけた。駅前はすでに交通規制。会場はすでに太鼓のパフォーマンスとよさこい、それにゲストのQちゃんの登場などで盛り上がっていた。地元の人にとっては春を迎えたお祭り的な雰囲気が強いらしく、ハーフ以外の部では仮装や素人ランナーのエントリーが多いっぽい。さて、気持ちよく走ってきましょうか。

→ → → 第8回 春の福井駅前マラソン

  さて、レース後はサイクリング。ちょっとした観光には自転車がいいでしょ。競技場から5kmほど、足羽山(あすわやま)とその周辺をうろつく。まずはお昼。るるぶにも載っていた民芸風のお店の「笏谷(しゃくだに)そば」へ。おろしそば大盛りをあっさり完食。さっぱりとしたのどごしがおいしかった。食事の後は足羽山へクライム。標高100m程度。桜がいい感じに咲き始めていた。山の上の方では宗教チックな建物を発見。ネパールで見たものとそっくりだ・・・。帰りはスーパー銭湯でマラソンの疲れを癒して、帰路へ。一人だと疲れすぎるとハードだけど、遠征だと気分的に盛り上がって楽しい。まあこれもいい走りができたからだろうなあ。新年度、いい感じにスタートが切れたぜ。あ、エイプリルフールだからってウソじゃないからね。ホントにいい走りができたんだってば。

おしまい

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