箱根温泉鍋旅行

〜2003年 旅の軌跡 箱根編〜


  後期テストお疲れさまってことで、箱根の温泉に。どんな宿かは行ってのお楽しみ。ノリで企画したせいか、集まったのは異色のメンバー。なのに当日のドタキャンもあり、さらにメンバーは入れ替わる。杉山さん、似内、シブヤ、ミホ、私という5人で、ラブワゴンじゃなく、ワセバンは馬場を出発。高速も使わずにドライブ気分で箱根駅伝と同じコースで箱根を目指した。2月10日、春休みに入って最初の月曜日です。

  1区から2区3区とつなぎ、3区途中でコンビニへ。昼過ぎだったが、先を急ぐことにして腹減りを我慢して杉山さんが再スタート。しかし、4区途中で渋滞につかまり、みんなの腹減りも限界に。デニーズばかりが目立つ国道1号で、なんとかデニーズを回避して入った店は北海道手打ちそば。でもそばが品切れ。ラスト3食のうち先客が2食注文。最後の1食は似内が先輩権力でミホから奪取した。他はみんな丼もの。ネギトロ丼は美味かったです。空模様が怪しげになってきたが、5区の山登りになってやっと温泉街な雰囲気が出てきた。平日だというのに箱根湯元は観光客だらけ。箱根の登りはワセバンには厳しい。下ってくるほうは大渋滞。でも登りはスムーズでどんどん登ってゆく。峠を攻めつつ、国道1号に別れを告げ、宿のある仙石原方面へ。後部座席はみんな燃え尽きていたが、標高が上がるにつれ、助手席のシブヤとともにテンションが上がってきた。

  わかりにくい説明と運とカンで宿へ。開発中の土地の一番奥へ行くと工事現場。行き過ぎた。折り返して宿へ。箱根往路新記録ならず。駅伝にも負けるくらいの時間をかけてたどり着いた。受付のおじさん、「村田さんの知り合いかい?」「はっ?」誰だそれは?「いや〜いきなり来るからびっくりしたよ」予約してるんですけどね。「兄ちゃんたち目がいいから非常灯でもいいよね」部屋が非常灯のみだとでも言うのか?このおじさんに手間取っているとみんなが荷物持って入ってきた。「景色のいい2階の部屋にしてあげようね」と、楽しみに部屋へ。人の気配がなさ過ぎで、しかも廊下が暗い。非常灯のみだ。このことか。バイオハザードの敵でも出てきそうだ。部屋もか?!いや部屋は大丈夫だ。っていうか広い。12畳+3畳くらいか?眺めはもう夕方なのでわからん。渡り廊下と窓の下にあったのがもしや露天風呂?!いや明らかに池だった。着いたら雨が降り出した。ぎりぎりで到着。つかれた。

  部屋で落ち着いた頃にフロントから電話。旅館の施設利用料が一人500円。それを「兄ちゃんたち、半額にしてあげるから今来なよ」ってことで、喜んで行った。パターゴルフ、テニス、卓球、麻雀などが遊びまくれるらしい。温泉と言えば卓球でしょ。浴衣はなかったけど。で、卓球大会。シブヤも杉山さんも上手い。二人は稲中の卓球部出身だな。2台占拠していたが、もう一組来たので譲り、今度は1台でダブルス対決。卓球三昧。あつかった。ちゃんと他にも客がいたので安心した。

  ドタキャンした人の替わりに、バイト後にナカニシが来ることになっていた。いきなりで来てくれるとは素晴らしいノリだ。小田急のロマンスカーと箱根登山鉄道で強羅まで。駅まで迎えに行かねば。ワセバンが悲鳴を上げるような坂道を登った所に強羅駅があった。雨で滑ったりしないかびびりながらの運転で山道を往復。宿で6人全員が集合したのは20時くらいだったか。驚いたのはナカニシ。バイトから直帰だって。このノリがうれしい。

  鍋が待っているが、その前に温泉に。露天風呂はどうやら離れたところにあるらしく、雨の日、人数の少ない日、寒い日はダメ。営業期間は7〜10月。全ての条件を満たして、露天風呂はやっていなかった。偵察の話によれば混浴で、湯船は狭いそうだ。「やってても入れない」とな。気にしないから大丈夫、入れるよ。お風呂は特に凝ったつくりというわけではないが、ちゃんと温泉だった。熱めだったが、気持ちよかった。ここでも他の客に遭遇。この旅館で人を見つけると、何かびっくりする。それくらいに空いていた。

  風呂あがり、部屋に戻る廊下でついに亡霊が現れた・・・と思ったら似内とミホだった。でも、夜はホントに出そう。さあ鍋だ。部屋には電熱コンロがあり、そこで米を炊いてみた。火じゃないから火力がさっぱりわからん。うまく炊けたからよかったが。食器類は全て用意していったし、食材も入れるだけの状態に切って持っていたので、鍋はすぐに出来た。キムチと肉と野菜を大量投入して、かんぱ〜い♪いや〜いいっすね、鍋。食べても食べてもなくならず。多すぎ?食べ放題ってことでよかったでしょ。でも、私は・・・そんなに飲んでないのに腹にきてダウン・・・。ちょっと休憩のつもりがそのままダウンしてしまい、0時過ぎくらいに寝てしまった。ああ、楽しい夜が。と思ったらなんとシブヤも飲み過ぎてダウン。杉山さんは普通に寝て、ナカニシと女の子二人しか起きていなかったらしい。笑いについて語っていたとか。それも2時くらいまでで、朝方までその辺に転がっていて、似内もミホも部屋に戻ったのは5時だって。それってわざわざ戻る必要があったのか・・・。

  次の朝はたっぷり寝たおかけですっきり、というわけにもいかなかった。腹の調子がいまいち。しかし、爆睡したシブヤは5時頃にすっきりと起きたらしい。散歩にも行ってきたそうだ。昨日の鍋の食材の余りとうどんで朝食にした。チェックアウトまでにもう一度温泉に入り、10時には、とりあえずは部屋を出た。ロビーにはどこにいたのか7,8人のぱっとしないグループが。やはり安さに驚いていたが、うちらが驚いたのは、ぱっとしない彼らが一流企業のサラリーマンだということ。受付のおじさん(←何か調子よくて適当)の情報だからどうだかわからんが。さて、朝は雲が掛かっていた山々もこの頃にはすっかり晴れて、なかなかにいい景色。天気もよいので、このまま旅館の施設で遊ぶことにした。パターゴルフ、キャッチボール、フリスビーとやって、最も白熱したのが、サッカー。キーパー似内からミホがVゴールを奪い、杉山さん、ミホ、ウスイ組の勝利。得点王はナカニシか。

  宿に別れをつげて大涌谷に寿命が延びる黒たまごを求めてGO。標高はそこそこだが、ワセバンが登るのにはきつい。途中は二層になった雲が雲海のようで、いい感じだったが、上の駐車場は雲の中で、風も強くて寒すぎ。黒たまごを求めて、大涌谷を散策し、求めていた黒たまごをゲット。これで寿命が5年延びた?ロープウェー駅のレストランでお昼。お土産もゲットして箱根とバイバイ。芦ノ湖の脇も通って来たが、寒そうだった。温泉地とはいっても冬場は人が少なめか。

  帰りは乙女峠を抜けて、御殿場方面へ。御殿場といえばアウトレット。しかし、休日ということもあって大混雑。臨時第7駐車場まで案内している様子。駐車場待ちの車で渋滞ができていた。あまりに待たされそうなので、諦めて他のどこかへ。と、道を外れたら、何とそこには第6駐車場が。ラッキー♪これは行くしかない。杉山さんの狙いはこれだったのか。ちょっと歩いたが、たいした距離ではない。御殿場のプレミアムアウトレット。初めて来ました。

  待ち合わせを決めて、みんな出陣。散っていった。私は杉山さんと、ひと通りうろついた。高級ブランドの店よりも比較的よく行く店が多く、女の子の店ばかりってこともなく、いい感じだった。小物とマフラーをゲット。やたらと安いものもあり、うれしいかぎり。時間があまりなかったのと、雨が降り出したのとで、急ぎになってしまったが、また来たい場所だった。今年の夏にさらに拡大オープンするらしいので、その頃にもぜひ。女の子はてっきり大量の荷物を抱えてくるかと思ったが、そんなことはなかった。お土産に毛糸のパンツを、と思ったが、女の子といっしょじゃなかったので、店に入れず。残念ながら(←言ってるだけだからね)諦めた。杉山さんはいとしのお姉さまにポプリを買っていた。やっさし〜。

  駐車場まで雨に濡れながらはや歩き。疲れたのか帰りのはバンはみんな爆睡。雨の中を杉山さんが爆走して、起きたときには高速をおりるところだった。さあ、2泊目は遠藤家だ。馬場で杉山さんと別れ、土産話とビールの残りを手に、遠藤家を目指すワセバンであった。

おしまい

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