年末スノボー恒例イベント化計画

〜2005年 旅の軌跡 石内丸山編3〜


12月29日

  2005年最後のイベントはスノボーか。ワセハンメンバー、たかにゃん、みぽ、さかわとともに新潟の石内丸山スキー場へ。深夜の帰省で睡眠時間3時間。朝の遅刻は勘弁してください。30分遅れで馬場をスタート。やっぱり待ち合わせは馬場なんだ。関越道、赤城高原SAですでに雪が降りはじめ、高速は何箇所かでチェーン規制による渋滞が発生。関越トンネルを抜けると、そこはありえないくらいの雪国だった。

  毎年こんなに雪が積もるの?!いや異常だ。例年の2倍以上という積雪に、高速道路もまともに走れない。雪の壁だ。レンタルショップハットリが今回の目的地。宿までは雪で行けないから、そこに車停めてって話。何とか着いたのは昼頃。今回の宿、キャビンのマスター登場。「あ〜君かあ、久しぶりだね〜」ってホントに覚えていたかどうかは別として、うれしい言葉。5年ぶりくらいでお世話になります。

  「ここからもう着替えて滑り始めて、滑って宿に戻ってきて。」だってさ。雪がひどくて、普通の格好じゃあ宿にたどり着けないらしい。そんなわけで荷物は任せて、石内丸山スキー場で滑り始める♪さかわはスキー、他はスノボーね。年末でも、まだ今日まで仕事とか、もしくは昨日まで仕事で今日から遊びには来れないよ、とかでスキー場は空いている。が、スキー場もあまりの大雪に対応できず、閉鎖されているコースやリフト、未整備の斜面など多々あり。なかなかファンタスティックなシチュエーションだ。ちなみに今も吹雪いている。

  そこそこ滑れる人ばかりなのでかなり好き勝手に滑る。次々に降り積もる雪に、ゲレンデは常に新雪。モーグルバーンは未整備で転んだら埋まるくらいにふわふわに積もっていた。滑るというより波に乗る感じで滑ってみたり。何度か新雪に埋まり、腰まで雪に埋まりながら、板を外して脱出してみたり。そんな人が何人もいたり。石内丸山、快適なスキー場だ。ウェアで女の子は50%増し。男も20%増しくらいにはかっこよく見えたり?でも「みぽはそんなに増してないようですが」って、たかにゃん。

  17時くらいからライトが点灯してナイターの雰囲気になってきた。雪はむしろ激しさを増す。もはや寒いとか感じられないくらい。痛い寒さ。おやつ休憩で逃げ込んだレストハウスから出たくなかったり。体力の続くかぎり、18時の夕食ぎりぎりまで滑りまくる。

  ちょっとこのワンシーン(→)、どう?「オレ、ずっと前から君のことが・・・」。桑田の白い恋人達でも流してみて下さい。ナイターは雰囲気が最高。アイスバーンじゃないナイターなんてなかなか味わえないでしょ。夕食はてんぷら。デザートのシャーベットは寒かったです。食べてのんびりしたらナイターに行く気を無くしたのはたかにゃん&みぽ。仲良くコタツにこもっていたようだ。さかわ&私はナイター終了まで滑りまくる。ついでにゲレンデ下の売店におやつも買いに行く。

  燃え尽きて宿に戻った21時頃。お風呂で生き返る。どうやら今日はウチらの他には家族連れ一組のみ。静かなもんだ。でも部屋が寒いっ!ストーブを付けているときはそうでもないが、一度止めると一気に冷える。みぽの女の子部屋はそんなことないって?なら部屋交替だな。イヤ?!1時間100円のテレビが30分くらいで力尽きた。なぜ?!テレビの上にウェアから滴る水。さかわのウェアが犯人か・・・。乾いたら生き返るのかな。見なかったことにしておこう。

  新潟といえば日本酒。マスターに「何かお勧めは?」。甘口がいいと言ったら「鶴冷」を勧められた。日本酒はほとんど飲めない私だが、これはなかなかにいい味だ。飲みやすい。けど、飲みすぎないように。さかわ、ゴチになります。コタツ部屋に布団を敷きつめて、だらだらしっぱなしの夜が過ぎていった。このまったり感が好き。

12月30日

  いつ寝たのか覚えてないが、気がつけば朝。部屋が冷えきっている。「なんでこの部屋はこんなに寒いの?!」とみぽ。知らん。角部屋で雪の壁に囲まれてるからだよ。窓際にかけてあったウェアは一度は乾いたものの結露で再びビショ濡れに。そんなもん。さあ、今日もたっぷりと滑りましょうか。今年も残すところあと2日だ。

  昨日とは違い、澄み渡る青空の晴天。こんなときこそ頂上から雪の街並みを見渡さねば。5年前とリフトが新しいものに変わっていた。頂上まで行くのに乗り継いでいたリフトが一本になり、より行きやすくなっている。天気と年末の休みってのとが重なって、今日は混んでいる。頂上からの迂回コース、メルヘンコースも混雑であまりメルヘンって感じじゃない。むしろ狭い分、エキサイティングな滑りを強いられる?!コーチ、もう立てません!

  雪に白く染まった山々を見渡して、この上を飛べたら気持ちいいんだろうな〜なんて思うのはフライヤーの習性か。ここからテイクオフしたら、あの川の辺りまでは飛んでいけるよね。なんて普通の人は考えないか。でも、実際に飛んでみたい衝動に駆られるいい景色。そんな景色を見ながら今日も快適に滑ります。

  昨日はあまりの吹雪で見えなかったコースが、今日になってやっと見渡せた。こんな場所を滑ってたのかと正体を見せたゲレンデに満足。いいコースだね。上から滑りっぱなしでどんどん下へ。行けるとこまで行くと見覚えのある場所にたどり着いた。数年前にワセハンで来たとこだ。ベルビューニシウラってペンションに泊まって、エンドーがハーフパイプをやった場所。懐かしいなあ。ってさかわはなかなか思い出せない様子。一緒に居たよなあ?!

  クレープ屋さん発見。おやつはこれで。クレープジャン、負けた・・・。ゴチになられます。アイス入りのクレープ4種類を4人で制覇。どれも美味い。そのクレープ屋さんの隣で雪下ろしをする人たち。屋根の上に人の身長以上に積もった雪。こんな雪下ろしをしなくちゃならないんじゃあ怪我人も出るよなあ、と納得の光景。危ないから!

  おやつに満足する甘いひととき。でもそろそろお帰りの時間が迫ってきている。ここからリフト乗り継いで、宿の方に戻らなきゃいけないんだよね。けっこう遠いし。ゲレンデとの別れを惜しむかのような滑りでひたすらゴールを目指す。ただ疲れているだけ?!今日もナイターのライトが点灯する頃、レンタルショップハットリにたどり着く。あ〜たっぷり滑ったぜい。

  道に書いてある案内だけを頼りに行った温泉は湯沢高原コマクサの湯。予定と違う温泉になってしまった。まあいいや。気持ちよかったから。雪国にさらば。さあ、帰ろうか。帰りの高速、赤城高原SAで偶然にもニタ姉に遭遇。日帰りで滑りに行った帰りだそうだ。なんていう偶然だ。彼氏にも挨拶しておかねば。寝て起きたら馬場はすぐそこ。赤城高原SAから寝っぱなしだった。夕飯は、ラーメン。早稲田通り、どの店も年末でもうお休みのようだ。

  2005年もたっぷりと楽しんだ、かな。あっという間だなあ。まあいつだってそんなもんさ。また来年もたっぷりと遊ぼうぜい。年末のスノボー、毎年の恒例イベント化を目論んで、馬場で解散。それではみなさん、良いお年を!

おしまい

inserted by FC2 system