丸亀しまなみツアー

〜2008年 旅の軌跡 香川編2〜


【旅のミチシルベ】
◆日程・・・2月2〜4日。
◆目的・・・丸亀ハーフ参加、しまなみ海道走破。
◆コース・・・高松〜小豆島〜丸亀〜暗峠〜茶臼山高原。
◆宿・温泉・・・ビジネスホテルニュー月光園、大崎屋旅館

【旅の軌跡】

2月1日

23:00 名古屋駅をJRの夜行バスで出発。自転車も何とか載せてくれたらしい。起きたら高松だ。冬の夜行バス、窓際の半身が寒い。

2月2日

6:37 高松駅到着。駅前のうどん屋で朝食、1つ目のさぬきうどん。かけうどん大盛りに茄子の天ぷらのせて。

7:25 発の高速船で小豆島へ向かってます。船内乗客は5,6人。ガラガラです。

8:00 頃、到着したのは土庄港。15分で自転車をセットアップ。ツール・ド・小豆島のスタートだ。寒いけど。

  小豆島を時計回りにぐるっと一周するつもり。ギネス認定の世界一狭い海峡、土渕海峡を通過し、海岸沿いを走っていくといきなり行き止まり。民家の裏とか廃墟とかをさまよって元の場所へ。気を取り直して走るもアップダウンがかなり激しく、寒い気候のわりには汗をかくほどの運動量。メインの国道に出るまでに疲れた。そこから島の北側を、何もない道をひたすら走る。寂れてるっていうかまだ未開発らしい。海の向こうに岡山県が見える。

  10時半、福田港で早めのお昼。ここで食べなきゃ食べるとこがなくなりそうで、引き返しての食事。特上あなご丼950円。いまいちの味。小豆島スカイラインをめざし、ここから海岸線を離れ、山の上へ。かなり険しい山で寒さもあって大苦戦。しかも上に行くにつれて悲惨なことに・・・。沿道の雪はともかく、まさか降り出すとは・・・吹雪です。死ぬぞ。山の上は諦めて、とにかく下る。雪に注意しつつも、積もる前に下山せねば。廃墟と化した観光名所には目もくれず。下では雨になっていた。

  全体的に寂れてる感じの小豆島。オリーブ並木だけががんばってる。コンビニで雨をしのぎ、100円ショップで傘を買い、土庄港に戻ったのは15時前。15時10分の船に乗って高松に戻った。往復券を買ってなければ、他の港からもっと早めに高松港に戻れたことが後から発覚。何はともあれ、雨がひどくならないうちにホテルにチェックインだ。駅から徒歩5分のビジネスホテルニュー月光園。4階のツインの部屋、広い。風呂は狭かったけど。

  ケダマ、カオリンの両名も高松に到着したとのこと。今年は香川の洗礼を受けずに済んだらしい。奴らのホテルまで3分程度。3人揃って1年ぶりの“チーム丸亀”結成だ。で、まずは温泉へ。タクシーで20分、きらら温泉へ。夕食もここで、さぬきうどん。2食目はしっぽくうどん。ケダマ、カオリンは早くも飲んだくれていた。

  帰りは琴電で高松へ。何もない駅で30分待ち。使えるカードはイルカ(iruca)のみ。スイカとかトイカとかイコカの仲間か。琴電で爆睡。ツール・ド・小豆島のせいで体力をかなり消耗した。明日のレースへの影響大。

2月3日

  6時起床。6時半、駅前のうどん屋で待ち合わせ。3食目のうどん、再びかけうどん。高松から丸亀へ電車移動。雨はやんだはずが、途中で雪景色、しかも吹雪になったときには焦った。が、丸亀は曇り。寒さだけで雨は大丈夫そうだ。自転車を預け、バスで競技場へ。あいかわらず空いている送迎バスだ。

10:35 スタート。陸同異色の3人衆、再び。さあ、行こうか。

→ → → 第62回 香川丸亀ハーフマラソン ← ← ←

  激戦の後はナオピンの登場でテンションの上がった陸同4人衆。競技場の屋台で4食目のさぬきうどん。レースで使ったエネルギーを補給する。ビールで補給してる奴もいるが。駅前へ戻り、将八うどんで5食目のうどん。かまあげうどん330円。織田フィールドから渋谷に行く途中にあるよな、この店。昨年入った駅前のうどん屋はつぶれてた・・・。

  15時過ぎ、レースが終わった丸亀の天気は好転。日差しがありがたい。三原をめざすケダマ、カオリンと今治方面をめざすナオピンと私はここでホームを挟んでさらば。どちらもハードな三日が待っているに違いない。

16:53 ナオピンと車内でくつろぎ中。2両編成、客少なし。荷物散らかし放題なり。15:24丸亀発の鈍行で今治へ向かう。単線、通過待ち、すれ違い待ちで20〜30分止まりまくり。距離のわりに時間がかかるのはこういうことか。

  くつろいだまま18時半頃、今治駅に到着。ナオピンはこのまま松山まで行く。さらば。また、再来週の東京マラソンで。本日の宿、大崎屋旅館は駅から徒歩2分。思った以上にしょぼくてびっくり。ビジネスホテルができる前はこういうのが出張サラリーマンの主流だったのかなあ。まあこんなのもありかな、1回くらいは。

  夕食は駅横の“たべもの市場舞”で。居酒屋だけど食事。カキのタルタルソース→おすすめ。海鮮丼→海の幸うまし。ゆず茶→ノンアルコール。豆→節分なんでサービス。そんな夜。三原組もミキティと感動の再会を果たし、すでに飲んだくれているそうだ。電車内ですでに6缶飲んだとか。

  21時頃に風呂を沸かしてくれるって宿の人が言っていたのでそれくらいに帰る。キヨスクでゲットした牛乳とスイートポテトをデザートに久々の紅茶(2日ぶりくらい)。家庭風呂にちょっとがんばった程度のお風呂で疲れを癒す。今治駅近くにはコンビニも温泉も無かった。ビジネスホテルやビジネス旅館は多し。まあ愛媛県の中では発展している方でしょう。激しく疲れた一日。さぬきうどんともさらば。たっぷり寝ます。早寝。おやすみ。

2月4日

  6:30 起床。全身だるし。早く寝たのでいちおう朝起きた。寒い。

  7時過ぎに自転車をセットアップ完了し、今日はいよいよしまなみ海道へと挑む。まずはその四国側の入口、サンライズ糸山へ。ここから続く6つの島をつなぐ道。自転車乗りにとっては魅力的なしまなみ海道サイクリングがスタートした。

  馬島の上を通過し、大島へと渡る最初の来島海峡大橋。いきなり広がる壮大な景色に酔いしれていると悲劇が。セルフタイマーで撮ろうとしたデジカメが強風にあおられ、地面に落下。逝ってしまった・・・。こんなに写真撮りどころ満載の道なのにデジカメが無くなってしまったのは切ない。一気にテンションが落ちた。携帯の写メで代用か。

  総距離は70〜80kmくらいあるしまなみ海道のサイクリングロード。海にかかる橋はハイライトだが、それ以外はどうってことない場所も多々ある。海を見ながらのサイクリングで大島を抜け、伯方島へ。橋の度に高いとこまで上らされ、この道はけっこうきついことが判明。加えて昨日の疲労もあり、今日も苦戦しそうだ。

  橋ごとに50〜200円程度の通行料を取るしまなみ海道。別にゲートがあるわけではないので、払ってない奴らもいる気がする。旅の無事を祈る意味でもちゃんと払います。身の安全のためなら安いもんだ。三つ目の島、大三島でひと休み。多々羅しまなみ公園で幸せの鐘を鳴らす。ここで今日初めてのサイクリストと出会う。一人旅の女の子。一泊二日でしまなみ海道を満喫するそうだ。ここから先は強風で大変なはず。がんばってくれ。こちらは半分を過ぎて、ゴールが見えてきた感じか。

  多々羅大橋を渡り生口島へ。サイクリングロード沿いにはみかん畑が広がっていたりして、実が手の届くとこにどっさり成っている。他にも柑橘系の畑が多い。ここでサプライズなお知らせが。ミキティと飲んだくれて一夜を明かしたケダマ、カオリンがレンタサイクルでしまなみ海道を尾道からこちらに向かっているとのこと。疲れて沈んでいたテンションが一気に上がった。“チーム丸亀”橋上遭遇を心待ちにスピードアップ。

  サイクリングロードを走る普通の人々を数人抜き去り生口島を一気にパス。次の因島へとヒルクライムのスピードにも切れが戻った。生口橋を通過する直前で橋の下の方にカオリンの姿が。渡りきらずに待つと、ケダマが先に登場。そして“チーム丸亀”再び集合。あえて橋の中央に戻って記念写真。けっこう感動の再会だ。

  再会して、ゴールしたくらいのテンションに上がってしまったが、実はまだここから1時間半以上かかるとか。3人揃ってビーチラインをサイクリング。いい絵が撮れてるはず。ケダマ→クロスバイク、カオリン→MTB(フラットタイヤ)。尾道駅前のレンタサイクルで、荷物は駅のロッカーに入れて、三原コンパ明けなのにこんなに走ってきてくれる。さすが“チーム丸亀”だ。

  3人になってしまなみ海道サイクリングはより激しい楽しいものに。モアイの見つめるビーチで、意外ときれいな瀬戸内の海を歩く。青春だ、と思わず言ってしまう青い海。夏に来てもいいとこだろうなあ。しまなみ海道最後の橋は道路の下を通る。これを走りきって向島。最後はサイクリングロードは街中に入り、普通の道になってしまう。海を挟んで向こう側には尾道の街並み。ついにしまなみ海道走破のときが迫ってきた。

14:00 本州への渡し船乗り場に到着。自転車も合わせて110円。5分ほどのウイニング航海。

14:06 本州尾道に上陸。しまなみ海道走破!総走行時間4時間28分、総走行距離81.5km。

  尾道駅前から自転車で5分ほど、行列のできる尾道ラーメンの店“朱華園”に並ばずに入る。腹減りの限界、中華そばオーダー。尾道ラーメン美味し。エネルギー注入完了。千光寺ロープウェーで尾道を見渡せる高台へ。さっき走ってきたしまなみ海道が見事に四国まで続いている。なぜかあった修行場、夫婦岩を登り、この旅の最後を締めくくる。裏道から出るとなぜかお墓の裏口。ロープウェーの駅まで路地裏のような階段坂道を抜けて戻る。今年もまたネタの尽きない丸亀ツアー、ある意味すごいな、丸亀は。帰りの新幹線、東京組は行きの飛行機代よりも高かったとか。また来年も丸亀に来る・・・かも。

おしまい

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