杉山家強襲、浮き輪とともに去りぬ

〜2002年 夏休み旅行記 鴨川編2〜


  夏と言えば海。杉山家泊まりで千葉の海へ行ったメンバーは4人。杉山さん、ペンギン、たらと私。海とおいしいものと温泉を味わいに鴨川近くの名勝、仁右衛門島へ。快晴で日差しはあるのに、風が強くて海ではちょっと涼しかったかも。杉山家に着いたのは0時過ぎ。8月11日、日曜日だしお盆だし、渋滞を避けようと早朝千葉発を予定。ほとんど寝に来ただけになってしまったのは残念だった。今度は農業体験にのんびり来なくては。11日朝、杉山さんのお母さんに朝食までいただく。おいしかったです。いきなり泊まりに来たのに、ありがとうございました。

  スターレットで裏道、抜け道を通って、道に迷いながらも渋滞に巻き込まれることなく房総半島の山の中を走る。眠いのにテンションが高くて眠れずにいると海が見えてきた。やはり早かった。さすが地元の千葉組が二人もいると違うね。早く着いたかと思われた仁右衛門島だが、小さい駐車場は満車。ちょっと離れたとこの太海フラワーセンターに停めた。手漕ぎ舟で5分、たらが船酔いする寸前に仁右衛門島に上陸。10時頃だったかな。

  天気が良くて海日和か。人も多し。バーベキューやってる人もかなりいた。岩場に陣取り、早速入る・・・前に浮き輪を膨らます。浮き輪を手離せない人が一名いるので。杉山さん、今年はちゃんと水着ですね。ペンギンは、着ぐるみ?!たらは、あ〜らなんてセクシーなビキニで♪そんなに肌出しちゃっていいのかしら。なんてね。浮き輪がとっても似合ってます。

  干潮時らしく随分岩場が現れていた。海水は冷たい。慣れればそんなでもないのかもしれないが、かなり我慢が必要。でも潮溜まりは温まっていて温泉みたいだった。そっちのほうがいいかも。潮の流れが強くて、海は濁り気味。それでも、その辺の海よりはるかにきれい。冷たかろうが寒かろうが海に来たら入るっきゃない。浮き輪2つでたわむれる。海に入ってしまえば、あとは暴れまくり。でも気を抜くと潮に流されて沖まで連れて行かれそう。明らかに流れが見えるのって強すぎでしょ。あ〜たらが浮き輪とともに流されて沖へ・・・まあいいか。

  お昼は島のお食事処でサザエ丼。おいしい〜。で、食べたら、寝る。ん?寝なかったっけ。ちょっと休憩したくらいで、また海の中へ。岩をひっくり返したり、潜ってみたりして、海の幸を探すが、紫ウニや小さな粒貝くらいで、いまいち獲れず。お子様たちは元気に泳いでいるが、うちらには水が冷たすぎ。でもはしゃぐ。浮き輪にのる。流される。ってな感じで、15時ぐらいまで遊んでいた。いちおう島になっているので、島内も散歩してみた。亀岩とやらに、神社?何かを祭った祠とかを、体を乾かしながら見て歩く。風がなければ暑くてちょうどよかったのかもしれないが、体感温度は強風のおかげで常に涼しく、海にはちょっといまいちな一日だった。帰りも手漕ぎ舟に揺られて、ぼぉ〜と戻ってきた。

  さてさて、次は温泉。地図によれば曽呂温泉というのがあるらしい。秘境チックな場所にあり、名物女将のいる人里離れた温泉。当然、携帯は圏外。見つけにくく、道も狭い。値段がちょっと高めだが、雰囲気はいい感じ。名物女将はもうお歳で料金の計算にもひと苦労していた。後ろで若女将が控えていたから、心配はなさそうだが。風呂はあまり広くなく、定員5人。仕切りの壁が低く、普通に女湯の会話が聞こえていた。ペンギンとたらはどこぞのおばさんに捕まっていたようだ。しかも、庭側はガラス戸全開で外から丸見え。庭からまわればすぐに隣の風呂に行けてしまいそう。杉山さんは庭を越えてクロカンに、私はタイル張りの仕切りにロッククライミングを試みようとするが、他に人が入ってきたので諦めた。湯船は熱めで、日に焼けた肌にはちょっとしみた。どうやらシャワーも温泉だったらしく、湯は濁って、香りもしていた。帰りに車を停めた庭側からお風呂を見ると、やはり見事に丸見えだった。中までは見えなかったが。

  温泉で気持ちよくなったところで今度はご飯。海の幸を求めて鴨川を歩くが、どこもお盆休みか、閉店で入れず。駅前のジャスコに車を停めるも、数分で出発してしまった。国道沿いにおいしそうな看板を見つけて駐車場に入るも値段がちょっと・・・。人の列がならぶのも勘弁。店探しのついでにお土産を買って、海沿いに走りながら店を探すことにした。が、小湊を過ぎた辺りでいきなり渋滞にはまる。事故が起こったらしい。市街地を抜けてからだったので、携帯の電波も届かず。トンネル内や山間の道路で方向転換もできず。失敗した。さっさと夕飯にしていれば渋滞にはまらずに済んだかもしれないのに・・・。一気に腹が減った。ぎゅるるる〜。

  腹減りの限界が近づく頃に道沿いに定食屋を2軒発見。勝沼まで来ていたし、ここにするかと、とりあえず車を停めるとおばさんが寄ってきた。うちらを拉致る気らしい。容赦ない言葉攻めに敢え無くダウン。連行された。かなり値段が高めの店だが、1000円にしてくれるということで入ったからまあいいか。お刺身で確かにおいしかったしね。ただお得だったかどうかは、もう1軒の店に入ってみないとわからん。食べ終わって21時過ぎ。渋滞で相当時間をロスした。

  ここから山を抜ける道はたらの運転。民家も街灯もない暗い山道は何か出ても不思議ではない。しかも、怖い話をしてびびらせるから、たらの運転はかなりワイルドになってしまった。スターレットならぶつけてもいいかな、くらいの勢いで山道を走り抜けた。そんな運転の中、ペンギンは爆睡、私はがんばってたらが寝ないように怖がらせ、杉山さんはヒヤヒヤしていた。そのおかげで千葉駅に着いたのは、終電まで多少余裕のある時間。帰れなくなったら、みんなでこのまま杉山家に行ってもよかったので、間に合ってしまったのはちょっと残念かも。

  と、まあこんな感じの海でした。日に焼けた肌が夏っぽさを演出。千葉からの帰りの電車では、ペンギンさんは暑さにぐったり。いつもは遠いたらもここからだと一番近い?杉山バンありがとう。次は杉山家ツアーで。それにしてもやっぱり夏は海だね。

おしまい

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