夏の終わりの乗鞍

〜2011年 旅の軌跡 北アルプス編10〜


【旅のミチシルベ】
◆日程・・・8月27〜28日。
◆目的・・・乗鞍マウンテンサイクリング完走。
◆コース・・・松本〜乗鞍高原〜新平湯温泉〜乗鞍高原〜乗鞍ゴール。
◆宿・温泉・・・すずらん旅館素泊まり4500円(平湯の森入浴券付き)。竜島温泉せせらぎの湯500円。

【旅の軌跡】

8月27日

  松本から上高地を目指す国道158号は北アルプスへの登山か乗鞍の大会か。ここを通るのはテンションが上がるときばかりだ。3年ぶりの乗鞍は、ふくちゃん、かずえと3人での参加。自転車もマラソンと同じくらいにチームメイトが増えてくれるとうれしいんだけど。

  まだ街中にいるうちにランチ。国道沿いの人気店へ。自転車乗りの姿もちらほら。レストランのの斜め向かいの畑はひまわりで埋め尽くされていた。そういえば3年前もそうだったっけ。

  松本鉄道に沿って新島々を通過、乗鞍高原へ受付へと向かう。会場にはブースがいつもどおり並んでいたが、人は思ったほど多くない気がする。まだ時間が早かったかな。グラファイトデザインの前で長沼選手がインタビューを受けていた。適当にうろついている間、早々に飽きたかずえは車で寝ていた。

 

  安房トンネル手前から山の上へと向かう。焼岳の登山口があるので、その場所の確認。いつか登りに来たときのためにね。途中に宿があったが、それ以外は通る車も少なく、登山者でもなければわざわざこんな峠は通らない。曇り気味ながらも峠から平湯方面を見た景色はなかなかのもので、トンネルを迂回してみた分だけちょっといいこともあったかなと。

  下りきったところが新平湯温泉。側溝だったり、店先だったり、いろんなとこから湯気。こじんまりした街ながらもそこら中に温泉街の雰囲気が漂っていた。その街のほぼ入り口に今回の宿を発見。早速チェックイン。部屋に入るともう布団が敷いてあってびっくりしたが、明日に備えてさっさと寝ろということか。そんなわけないけど。

  夕方、混み出す前に、人気の温泉施設、平湯の森へ。宿から歩いて3分、ここの入場券付きプランなり。夏休み最後の週末は、時間に関係なく激混みだった。人気も納得のいい湯と広いお風呂。快適だった。

  温泉から帰ってきて寝てしまいそうなのと、山あいの街の夜は早いので、さっさと夕食に出かける。が、これも宿の目の前のお店で決まり。ちょっとうろついたけど、あまりいいとこが見つからず。というか夜は営業してないとこが多くて。飛騨地方の郷土料理かな、ほおば味噌が一押し。何度か食べたことがあるが、ご飯が進む。これに飛騨牛を合わせると文句なしですな。穂高山荘ではこのほおば味噌が食事に出るとか。

  食後にお土産物屋さんを回りつつ、明日の朝食も探してうろつく。コンビニやスーパーはなく、お土産物屋さんでおにぎりやお惣菜が売ってる感じ。早い時間ならどこか開いていたのかもしれない。ってまだ20時前なんだけど。で、宿でカーボローディングにパスタとかラーメンとか食べて明日のために早寝。ちょっと雨がぱらついてるのが気になる。

8月28日

  どん曇りの早朝に宿を出て安房トンネルを抜け乗鞍高原への交差点まで来るともう自転車を積んだ車ばかり。会場に着くとすでに人と自転車だらけ。かなり離れたとこまで行って、やっと駐車スペースを確保。まだまだ駐車の列は伸びていった。聖地乗鞍でのヒルクライム、開戦。

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  レースを無事に終えて、一息つく。まあこんなもんだ。槍や穂高は雲の中。走った来たコースの方がいい景色が見られそうだ。ここでひと仕事。下山を待つ場所でT木&M帆の結婚おめでとうムービーを撮影する。ウチらが結婚すると思ったみなさんから祝福の声。勘違いされてしまった。大声で友人のためにムービーを撮ることを伝え、暇を持て余したサイクリストたちの協力を得て、素敵なおめでとうムービーを撮る。撮影協力者数は間違いなく過去最高人数だ。下山待ちの列のみんなが協力してくれた。ありがとう。

  会場を後にして、いつぞやも食べた蕎麦屋さんで遅めのランチ。会場から近いので、自転車乗りでお店はいっぱいだった。3人とも不発。揃いも揃っていまいちな結果だが、それでも走った充実感だけはあるのがヒルクライムのいいところ。と言っておこう。松本へ向かう途中、新島々の日帰り温泉で汗を流す。またいつか来るであろう聖地乗鞍で、また一つ思い出を作ってきた。

おしまい

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