彼方の山に思い馳せ

〜2007年 旅の軌跡 北アルプス編6〜


【旅のミチシルベ】
◆目的地・・・常念岳山頂。
◆やりたいこと・・・北アルプス表銀座縦走。
◆泊まるとこ・・・常念小屋。
◆温泉・・・ほりでーゆ〜四季の郷。

【旅の軌跡】(ツアーノートより)

7月28日

  0時、過ぎること5分、松本駅で合流。まずKずえと一緒に松本市内のA美のとこへ。一晩の宿をお借りします。従姉妹のEみ夫妻は今日槍ヶ岳登山から帰ってきたとこ。いい写真を見せてもらった。そんなこんなで寝たのは3時。ほとんど寝られないね。居心地すてき。ずっと寝てたかったのですが・・・。

  駅でTつみ氏&Fくちゃん。そして車で来るIなこ。みんな揃ったら北アルプスへGO。松本から1時間弱、そこそこ離れてるし、眠いし。寄るの松本駅はすでに登山者の姿あり。

  6:45、松本駅集合〜。fmAみ家→Uすい、Kずえ。fmムーンライト→Fくちゃん。fmほてる→Tつみさん。fm宮田村→Iなこ。楽しい旅の始まりです。“ほりでーゆ〜”に車を止めてタクシーで。9時頃?歩道から登山開始。Kずえ、限界的に眠いです。10分くらい寝たかったんだけどなー。山の中をひたすら歩きます。正直1時間くらいで飽きました。大きな声では言えませんが。小雨が降りました。13:00過ぎにようやく景色が開けたのでやっとテンションがあがりました。FくちゃんとIなこのテンション高っ!Tつみさんの写真心に火がついた!岩場を登りました。けっこう急なので楽しいです!雨が降らなかったのが幸い。これ雨はやばかったー。小屋、温かいおふとんと広々スペースで幸せです。(byKずえ)

  三股の登山口に着いたのは9時頃。ちょっと遅めのスタートか。先が長いので不安だが、とりあえず登る。ひらすら登る。樹林帯で景色のない中を3〜4時間ほど。途中、雨もぱらついてやな感じ。早くもレインコートの出番。飽きた頃にやっと景色が広がる。いい眺め。気がつけばかなりの高さ。そりゃそうだ、ひたすら九十九折、ジグザグに登り続けたからなあ。景色がいいのは樹林帯を抜けたから。ってことは次は岩場。雨の中、岩場を行くのは危険だなあ。止んでくれ。

  雨よりも睡魔が敵だった。みんなに先に行ってもらい、10分ほど仮眠。雨に打たれながら。Kずえが待っててくれた。幸か不幸か私が追いつく頃に雨も小降りになり、岩場はなんとか雨の降っていないタイミングでクリアすることができた。前常念まで登ってしまえばそんなに危険なとこはないはず。常念〜蝶の稜線は見えたり見えなかったり。その向こうから迫ってくる雲が嫌な感じだった。

  前常念までの岩場をクリアしてしまえば、あとはもうすぐそこ。・・・くらいに思ってたら意外に遠かった。しかも行き先が雲に遮られて、どこまで行くのかわからず。本日の宿、常念小屋は見えているのに、あと2時間くらいかかるとか。予定より遅れますとのTELをする。ケータイがつながる山。便利になったものだ。

  常念岳山頂と小屋への分岐、稜線に出てやっと見えた槍・穂高の山々の表銀座の縦走ルート。はるか北からウチらが目指す小屋までずっと続いている。今日の内に頂上を踏みに行ってもいいけど、この天気じゃどうしようもないので明日に期待。小屋へと向かう。時間も遅いから少しでも早くね。

  小屋に着いたのは18時頃、だったかな。日没には間に合ったけど、かなり遅めの到着だった。ゆっくり来すぎたか。テント場にはすでにテントがいっぱい。でもまだウチらのあとに来る人もいた。燕岳方面から来る人の到着がけっこう遅くなるらしい。最短ルートで登ってくる人は3,4時間で着いちゃうから余裕か。頂上を踏みに行って、帰って来た人もいるっぽい。受付はFくい様にお任せ。手がかじかんでる・・・。早く部屋でのんびりだらだらしたい。小屋が見えたとこでダッシュしたらデジカメ落としたー。買ったばかりなのに、早くも傷ものになってしまった。壊れなくてよかった・・・。

  19:16、常念小屋12号室にてくつろぎ中。夕食は19:30からだって。一泊二食9000円。まあ、そんなもんだな。布団で寝れるし。

  山小屋で出てくる夕飯は至福のとき。でも一人そろわず。Iなこが体調不良でダウンしてしまった・・・。隣の席のおっさんも高山病で何も食えないってさ。山、おそるべし。ウチら4人、Iなこの分も食べておかわりもたっぷりがっつり食って満足です。布団一人一枚+寝袋。それなりに広々。寒さもいっさい感じず。ていうかむろ暑い。何より、うるさい、いびきが。

7月29日

  5:25、日の出を見てきてコーヒーまったりタイム。朝食のつもりだったのに、6:40の回まで待ちだって。山の朝は寒い。7月とは思えない寒さ。日の出は微妙。雲がたまってて、雲の中からぼやけて昇ってきた感じ。まあまあか頂上に期待だな。

  常念小屋から1時間ほどで頂上に到着。昨日の分岐から15分くらいだった。広いのでのんびりできる。槍〜穂高が一望。彼方の山に思い馳せる。蝶ヶ岳への稜線も見事。燕岳方面もよく見える。とにかく北アルプスがひととおり見渡せた。ラブT&ラブ・ウイングの旗を持って記念写真。いやあ、やっといい景色が見られたね。頂上にはどこかのツアーの客がいて、数十人がたまってた。広々とした頂上なので、邪魔が居てもあまり気にならず。しばらく北アルプスの絶景を味わった。

  Iなこの体調不良につき、蝶ヶ岳への縦走はやめて、最短距離の下山、一の沢コースでヒエ平へ下りた。このルートは基本的に沢沿いをひたすら下る。花の咲き乱れる場所もあり、緑の多いコースだ。3〜3時間半で下れる。+林道歩きでも4時間もあれば十分。登山口からタクシーで“ほりでーゆ〜”まで戻ればいいし。とまあそんな感じ。登ってくる団体さん多し。下山も多少はいるけれだ、ウチらが一番後ろくらいかな。頂上でのんびりしすぎたか。

  小屋でタクシーを呼んでもらってて、いちおう目安の時間は伝えてある。20分くらい遅れたけど、まあ山歩きにしてはなかなか誤差範囲内でしょう。林道の崩落っぷりが激しかったな。“山の神”なる鳥居というか社というか、あったっけ。あと崩落して道路のど真ん中に根っこごと移動した木も。面白いからそのままにしておいてほしい。そして無事下山。

  17:00、オカエリ〜!無事全員下山。お風呂に入ってまったりな時間です。お風呂ちょー気持ちよかったー!こーひー牛乳とアイス、超うまー。(byKずえ)

  帰りは夕食でもどっかで食べていこーとお決まりのパターン。腹減りなんでもちろん待ってました。でも眠い。昨日も今日も睡魔が一番の敵だ。飯処を探しつつも松本へ戻ってくる。途中にそれらしい店もなく、それなら、と過去に2度来ている松本IC近くのお店へ。信州三昧と行きましょうか。いつもこの“信州三昧定食”だったような気がする。美味し。馬刺しも美味し。ナビに登録しとくか。

  食後、松本駅までTつみさん、Fくちゃん、Kずえの3人を送って解散。Iなこはした道で、私は高速で、まだ長い道のりが残っている。電車組・・・ずるい。後日、電車が雨の影響で遅れ、新宿に着いたときには終電ぎりぎりだったことを聞く。何はともあれ、みなさん、お疲れ様でした。また登りに行きましょう。

おしまい

inserted by FC2 system