輝く金と隠れた銀

〜2008年 旅の軌跡 京都編3〜


【旅のミチシルベ】
◆日程・・・5月13日。
◆目的・・・京都観光。
◆コース・・・金閣寺〜銀閣寺。
◆その他・・・平日の京都は駐車場も空有り。

【旅の軌跡】

  東海地方にお別れ。三重発の最後の旅行は引越し荷物と一緒に平日の京都一人散歩。昨夜はネットカフェ難民となり、朝からのんびりと出発。

  まずは金閣寺へ。正しくは鹿苑寺。三代将軍足利義満が建てたとか。平日だと修学旅行の中高生、外国人観光客、あとは年配の人がほとんどだ。若い人も少しはいる。カップルか一人だけど。

  11時前に入ったら、比較的空いていた。というか土日と比べたら多分ガラガラだ。じっくり金閣寺を見る。金の輝き。まあ何とも言えぬ美しさというか輝きというか。一見の価値ありってとこか。じっくり回ったつもりだけど、40分程度で終わってしまった。でも、見たいと思ってたところだから、それなりに満足。

  黄金の輝き、何を思って建てたのか。確かに人が憧れる色だ。この色のメダルを獲るために、もうちょっと頑張ってもいいかなって軽く決意。

  ちょうどお昼の時間に銀閣寺へ。車で移動なら20分程度。正しくは東山慈照寺。こちらは八代将軍足利義政が建てたらしい。すぐ近くのコインパーキングに停める。こちらもまた修学旅行生多し。中学生だな。哲学の道を歩いてても似合わない。

  お土産物屋さんの並ぶ参道を抜け、銀閣寺へ。そこへ張り紙、「銀閣寺、修復作業中につき幌が張ってあります」的な内容。つまり見られないってこと?それでもここまで来たから入らないわけにもいかず。以前、紅葉の季節に来たときには入場前に行列で、入れなかったからなあ。

  入っていきなり工事中な雰囲気。修復作業で全体を覆っているとは・・・。隙間から中を見る。本来なら見られない部屋の中まで見える。これはこれで珍しい。波模様に作られた庭の石に銀閣寺の雰囲気を感じておこう。

  境内を散歩。外国人はかなり興味深そうに見学している。しかもどうでもよさそうなところで写真を撮ってたり。外国人から見たら変わったものに見えるんだろうな。特に仏教系以外の人から見たら。

  丘の上の展望所から京都の街を見渡す。大して高い場所じゃないけれど、銀閣寺からの景色は京都の反対側の山まで見渡せて、わるくなかった。銀は銀なりの良さがあるってことだ。

  まだ明るいけど、おやつだけ食べて帰路へ。金と銀を見れば十分。平日の静かな京都を歩き、これからを思う。さて、長かった辺境の生活からこれまた長い帰り道へ向かいましょうか。

おしまい

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