再会の北岳

〜2011年 旅の軌跡 南アルプス編5〜


【旅のミチシルベ】
◆日程・・・9月17〜19日。
◆目的・・・百名山、北岳&間ノ岳登頂。
◆コース・・・広河原〜白根御池小屋〜北岳肩ノ小屋〜北岳〜北岳山荘〜八本歯のコル〜二俣〜白根御池小屋〜広河原。
◆宿・温泉・・・北岳山荘テント泊600円。金山沢温泉550円。

【旅の軌跡】

9月17日

  夜出。調布まで下みちで行き、そこから高速、山梨に入ってからの境川PAで車中泊。車内、暑し。夜中の2時過ぎくらいからやっと涼しくなった。

9月18日

  芦安〜広河原はマイカー規制。10年前は普通に通れたのに。芦安の第6Pに車を置いて、ここからタクシー。ワンボックスの乗り合いタクシーで一人1000円。プラス100円は林道の維持協力費、かな。本来は第2Pからバス・タクシーとも発着らしいが、客がいれば各駐車場からも出てくれるらしい。帰りも各駐車場に送ってくれる。10人乗り、客は9人まで。バス・タクシーともに料金は同じ。

  タクシーからは北岳・間ノ岳ともに見えた。農鳥岳も。道はわるい。夜叉神峠まではマイカーも行けるが、鳳凰三山への登山口の駐車場は満車だった。

  広河原からは北岳山頂が見え、ここで登山届けも提出する。登山道情報が得られ、台風12号の影響で大樺沢コースは通行不可とのこと。白根御池小屋経由で行くことになった。

  白根御池小屋、前に来たときは建設中だったのが、立派な小屋ができていた。ここからの北岳の眺めもよし。トイレは洋式でチップ制。清潔だった。南アルプスの天然水、無料で蛇口からもらえる。

  小太郎尾根までの登りはホントに急登で大変だった。けど、尾根に出てからの景色は最高。いい天気でよかった。肩ノ小屋でランチにする。前に北岳に来たときはここではぐれたふくちゃんに追いついたんだっけ。必死に追いかけたせいで急登の記憶はあまりなかった。

  北岳頂上でまさかの再会。こんなとこで名前を呼ばれ、びっくり。とくさんが居た。空飛素人Tを着ていてよかった。気づいてもらえた。兵庫の実家に戻ってるそうで、今回は白根三山の一泊縦走だそうだ。

  標高が3192mだったのが3193mに高くなっていた。そんな北岳山頂からは言うこと無しの絶景。いくら見ていても飽きない。

  今日の宿、というかテント場は北岳山荘。とくさんは小屋泊。山頂からは三人で一緒に快適に下るも山荘到着とともにかずえが高山病でダウン。夕方の景色もよかった。

  夕食は餅入りラーメン。うまし。夜は寒い。テントの側面に触れると冷たい。テントから出れず。かずえは変わらずダウン。

9月19日

  6時前、外が明るくなり始める。その前から人々が動き出す気配あり。昨夜は19時就寝で23時目が覚めてから眠れず。寝た気がしない。が、それも日の出とともに眠気も吹き飛ぶ。再会したのはとくさんだけでない。この雲海からのご来光。言葉にならない景色も7年ぶりの再会だ。太陽と富士山、素晴らしい。かずえもテント内から見ていた。

  のんびり朝食。とくさんは先を目指して去っていった。バイバイ。ウチらは間ノ岳には行かず、八本場のコル経由のルートで下山することにした。台風12号の影響が気になったが、他に数パーティー向かったのと通行止めではないので、行けると判断。少しでも時間短縮で。かずえの高山病も治ったようで、下りはまあラクになったようだ。

  富士山が見えなくなってからは景色はいまいち。谷に入って風を受けなくなったのはよかったか。沢ルートは通行不可で白根御池小屋を経由して、来た道を戻った。

  下山後は駐車場近くの金山沢温泉へ。タクシー使ったって言ったらタオルがおまけで付いた。内湯と露天の普通の温泉。下山してからの近さが魅力か。温泉に浸ってわかる日焼けっぷり。疲れたけど、満足の山旅だった。間ノ岳はまた今度。

おしまい

inserted by FC2 system