富士山と野辺山ウルトラ応援ライド

〜2012年 旅の軌跡 野辺山編〜


【旅のミチシルベ】
◆日程・・・5月19〜20日。
◆目的・・・富士スバルライン試走。野辺山ウルトラマラソン応援。
◆コース・・・富士スバルライン〜須玉しゃーん家〜野辺山ウルトラマラソンコース周遊。
◆宿・・・しゃーん家。広い。

【旅の軌跡】

5月19日

  来月の富士ヒルクライムを前に、試走ってことで富士スバルラインへ。五合目まで自転車で走ってきた。ええ、まあこれくらいはもういつものことです。スバルラインはかれこれ10回目くらい。全長24km、標高差1300mとか言っても、もう慣れたもの。驚くこともなく、そういうもんでしょ、と。ただ景色を楽しむだけ。自転車を楽しむだけ。

  野辺山遠征の予定が、急遽変更して富士山麓へ。どうせ行くなら走らなきゃ。スバルラインはかずえも快走。以前のような大変さはなく、マイペースで走る分にはどうってことなさそう。今日、同じく試走に来ると言っていたはたださん。すでに走り終わっていたかと思いきや、ちょうどすれ違う。チームジャージ着ててくれてよかった。すれ違うスピードだと、色くらいしかわかんないから。会えてよかった。 

  かずえと二人、何だかんだ話しながら、1時間40分程かけて五合目へ。ラクに走ってこれなら十分かな。最後、全開にしたのにスピードに乗れなかったのは、まったりしすぎたということで。レース当日は今日より30分くらい早く走りたいところ。大人数で上るとこれがまた楽しい。が、うまく流れに乗れないと厳しいこともある。調子が上がってきているかずえは、もしかするともしかするかも。 

  午後からのスタートだったのに、土曜日のスバルラインは自転車乗りだらけ。いっしょに走り始めた人たちは早々に後方に消え、途中では10人くらい抜いて。すれ違ったり、五合目で会ったり、50人以上は居た。しかしまあ下りは疲れたのと、寒かった。富士山がよく見えたのも最初だけ。五合目は雲の中で景色はいまいちだった。

  温泉に入る間もなく、富士山麓から須玉へ。野辺山ウルトラマラソンを走るみんながすでに集まっている。そこへ合流。何も空いてる店がなく、ガストでみんなで夕食。そして日曜日はウルトラマラソン。しゃーん家でお風呂借りて、ぐったり。走らないと気楽なもの。みんなのテンションをあおっておいた。

5月20日

  JRの駅の最高標高だとか線路の最高地点だとかで有名な野辺山。日曜日にはその駅近くに100km走ろうって人たちがうじゃうじゃ。2000人?3000人?!くらい居たようだ。

  早朝3時半起床。野辺山ウルトラマラソンに挑戦する7人が出発。応援組、再びおやすみ。朝7時半起床。今度は出発。朝5時にスタートしたランナーたち。すでに山道を抜け、フルマラソンの距離を走った頃、ウチらは自転車で追う。まさは八ヶ岳山麓、雲上の露天風呂、本沢温泉へ。

  50km地点から40km地点まで逆走して上り、42kmのゴールを見届け、62km地点へ移り、さらに71kmのゴールを見届け、79km地点の峠を越え、100kmのゴールへ、と自転車で90km、合計標高差1200m以上と、ウルトラマラソンの応援としてよく走った。

  簡単に言うとこうなるんだけど、実際にはドラマあり、ふれあいあり、上り下りありの道。野辺山のゴール地点に戻ってきたときには、そこそこ疲れていた。100km走った人ほどじゃないけど、ランナーに合わせてゆっくり上りを走ったのが効いたようだ。

  さて、ゴール地点には12時間を過ぎて続々とランナーが帰ってくる。100kmも走れば、ゴールは感動するでしょ。見てる方だって、応援してる方だって、感動する。完走することがこれほど尊いことだと今さらながらに実感した。すべての完走をこれからも称えようと思った。

  あえなくリタイアしたチームメイトも居たけど、このコースの壮絶さを見ればそれも仕方のないこと。また走って、今度は完走すればいいんだ。13時間を過ぎて、続々とゴールするランナーの流れに乗って現れた、まてぃとふくちゃん。他人のゴールでこんなにうれしいのは久しぶりだ。100kmの栄光の後姿、輝いていた。

  100km組はもう一日、野辺山の余韻に浸るそうで、ウチらはここでバイバイ。来年も100kmを走ると宣言した人、来年こそ100kmを完走すると宣言した人、それぞれ思うところはあるだろうけど、とりあえずはこの長すぎる一日の疲れを癒して下さい。いつか、私も。

おしまい

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