城跡と海と映画祭

〜2014年 旅の軌跡 沖縄編3〜


【旅のミチシルベ】
◆日程・・・3月21〜23日。
◆目的・・・のんびりする。観光。城跡めぐり。路地裏ぶらぶら。青い海で泳ぐ。
◆コース・・・那覇〜伊計島〜那覇。
◆宿・・・ドミトリー沖縄、1部屋4500円。スマイルホテル沖縄那覇、朝食付5500円/人。

【旅の軌跡】

3月21日

  キャンセルできずに持っていたバニラエアの那覇往復で、連休に沖縄へ行って来た。バニラエア、昨年12月に就航したばかりのLCC。最安なら東京〜那覇が片道7500円。二泊三日で沖縄、しかものんびりしにいくだけなら荷物なんて少なく、夫婦で30L&25Lのバックパックで十分。預けることもなかった。

  早朝の便に合わせて、電車で成田空港へ。バックパックを担いで、成田へ向かうと何か海外旅行気分。テンションが上がってきた。成田空港の端にあるシンプル過ぎるバニラエア専用の待合室。飛行機へはバスで搭乗となった。

  成田から明るい時間帯に飛ぶのは初めてだったかも。下総フレンドリーパークが見えてちょっと新鮮だった。飛んで早々に寝てしまい、起きたのは沖縄が見えてきた頃。きれいな海が広がっていた。

  那覇のLCCターミナルは滑走路の端。国内線の空港へはバスで移動と、まさにLCCだ。で、着いた那覇は爆風。しかもそんなに暖かくない。東京と変わらないような。

  国際通りを歩いてやっと沖縄に来た気分になり、牧志市場の2階でランチ。沖縄国際映画祭で街は盛り上がっていた。初日の宿はロンプラにも載っているというゲストハウス、ドミトリー沖縄。いわゆる安宿。ドミなら一泊1000円。日本でも沖縄なら安宿がいっぱい。安宿街もあってちょっと海外気分だ。荷物を預けて、チェックインはまた後ほど。

  今日は首里城へ。ゆいレールの一日乗車券が活躍。この一日乗車券、使用開始から24時間という一日乗車券だった。裏道のシーサーに挨拶しながら、ゆいレールへ。そして首里駅から首里城へも城壁に沿って裏道っぽいとこから。10年以上前に来たことがあるが、そのときにどこから来たのは景色を見ても思い出せず。ただ首里城が大人気の観光スポットってことだけはわかった。世界遺産だし。

  首里城の入口で琉球舞踊を見て満足。近くを散策して、景色を楽しんで、国際通りへ戻る。今回の日程は偶然にも沖縄国際映画祭をかぶってた。国際通りのサテライト会場でも何かしら盛り上げるようイベントが開催。沖縄の若手芸人によるライブを楽しめた。

  宿に戻ったのは夕方遅く。チェックインしてびっくり。一泊しかしないウチら、宿の都合で20畳くらいの大部屋を用意された。広すぎる。今まで泊まった一番広い部屋は、ロンドンで泊まったホテルのレストランだったが、それを越える広さだったかも。立地も商店街の路地裏のビルという、まるでどこか海外の安宿っぽい感じ。

  夕食は宿に隣接する食堂へ。おばあ一人で切り盛りする飲み屋みたいなとこ。チャンプルーな沖縄料理を食べつつ、おばあとおしゃべり。サービスもいっぱいしてくれて、宿の利用者は50円引きだとか。そこは感謝の気持ちで正価のままお支払い。うまい沖縄料理が食べられて、サービスもしてもらって十分です。ドミトリー沖縄に隣接の春風堂、ぜひご利用下さい。賑わいを見せる夜の国際通り。ドンキで買い物する客の半分は中国人だった。

3月22日

  朝、宿の受付不在で鍵だけ置いてチェックアウト。今日は一日レンタカー。保険を合わせても一日3200円。海外並に安い。那覇マラソンの会場となる運動公園を歩いてレンタカー屋へ。早朝からジョグしている人の姿多し。

  旅の足はマツダの小型車。一応ナビ付きなんで助かる。伊計島とかその周辺の海を目指し、まずは途中の中城城跡へ。ヒルクライムにはちょうどいい感じの高台、遠めに城壁がいい感じの中城城跡。あまり人気のないスポットのよゆだが、ここの世界遺産。外観だけであまり期待していたわけじゃないんだけど、ここ、とってもいい。数々の遺跡に匹敵する素晴らしさ。だと感じたのはウチらだけか。観光客も少なく、遺跡の雰囲気をたっぷっりと味わった。

  城跡の向こうにはバブルの負の遺産か?建設途中で終わってしまったホテルみたいな建物が遺跡並のでかさで目立っていた。中に入れるようにしたら面白そうなのに。

  自転車で走ったら気持ちの良さそうな道が多い沖縄。伊計島方面も間違いなくいいコースだ。伊計島の辺りは4,5個の島がどれも橋で繋がっていて、お手軽に行き来できる。その入口、海の中道のど真ん中、サービスエリアっぽいとこでランチ。沖縄料理もあるランチビュッフェで昼からがっつり。晴れ間もあり、青い海もいい感じ。ただ、風が強くて、肌寒い。

  手前の島から面白そうなスポットを探してドライブ。何かしらありそうな場所では車を降りて散歩しての繰り返し。青い海に入ろうと、少ない荷物の中、水着とシュノーケルを持ってきた。が、足だけ浸かってみて、、、とても入れる感じではなく断念。本島からお手軽に来られるのに、この島々周辺にはきれいな海が広がっていた。一番奥の島、道路脇の林を抜けた先にいい場所を発見。もし海に入れる時期なら楽しめるに違いない。

  帰りは勝連城跡へ。ここのなかなかの遺跡っぷり。立地がよくて景色がいい。が、天気がいまいちなのが残念。晴れたらもっと青い海を見られたはずとまあ、この程度回っただけでもう夕方。思った以上に回れなかったのは、思った以上に城跡と海で時間を費やしたから。映画祭の会場を素通りで那覇に戻り、今日の宿にチェックイン。安宿じゃなく、チェーンのホテル。那覇店に泊まったら巣鴨店のパンフレットが置いてあってびっくり。ウチの近くにも同じチェーンのホテルがあったのか。

  夕飯は国道沿いの地元の人に人気の食堂へ。定食を頼んだら盛りだくさんのおかずに驚く。こちらでは定食というとご飯・みそ汁・メイン以外に何品か料理が付くようで。単品で頼むとご飯とみそ汁だけになるんだって。それって単品じゃないじゃん。

  食べ過ぎて戻ったホテル。すでに夜遅く、満腹のままぐったり。TVでやっていた劇場版ドラゴンボールに2時間見入ってしまった。オラに元気を。いや、かずえに元気を。

3月23日

  最終日、昼便での帰路。朝食はホテルのビュッフェでゆっくりし、国際通りでお土産探してたらもう時間。ゆいレールは通勤ラッシュ並の混雑、そして那覇のLCCターミナルも便が重なって混雑していた。風が強くて、晴れてもあまり暖かくなかった沖縄だったが、お手軽に楽しめて満足。

  成田発着でちょっと時間はかかるけど、LCCなら新幹線で名古屋一泊出張と変わらない値段で足りる。朝一便で行き、夜最終便で帰ってくれば、一泊二日でお手軽に那覇が楽しめていいかも。本島にもまだまだ行きたい場所が見つかったので、またお手軽に来ようと思う。そんな帰りの飛行機からは、懐かしの与論島が見えましたとさ。

おしまい

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