大阪国際女子マラソン観戦記

〜2005年 旅の軌跡 大阪編〜


  国道1号を関西方面へ。鈴鹿峠を越えて、競馬で聞く栗東の街を抜ける。以外に遠い京都。所々ではまる渋滞のせいだ。夕方に出たのがいけないのか?もっと早く出るんだったと、半ば諦めモードで栗東から名阪へ。何年か前に東京〜宮崎の遠征時に通っているはずだが、そのときの記憶など無い。夜通し走って、多分この辺は寝てた。京都の街を高速で抜け、吹田ICまではすぐに着いた。初の大阪だ。

  高速から出るとものすごい数の車。大渋滞。燃え尽きる・・・。でも、がんばる。吹田の市街地を迷走。いったいここはどこなんだ?!泣きそうな頃になってやっと辿り着いたのは、どっかの社宅の駐車場。「まいちゃん、助けて〜」。そんな気分で、やっと会えた♪久しぶり〜。思わず抱きしめてしまっ・・・てないよ。待たせてごめん。初の大阪はどうやら吹田からってことになった。吹田の近く、江坂の「とりひめ」なる鳥料理の店へ。早速オーダー、ちゃんこ鍋2人前。がっつり食います。まいちゃんも食べます。話のネタは溜まってるよ。久々だからねえ。と言いつつも1年は空いてないのかな。もっと早い時間から遊びに来ればよかったな。すでに19時半。まあまあ飲んで食って話して。私は運転があるので、食って食って食って、かな。

  まいちゃんの正体が知りたい?でも秘密ね。大阪〜東京で遠恋中。金夜仕事後に東京へ、月朝の始発でそのまま会社へ、だってさ。三重〜東京よりも時間かからないらしい。しかも月朝、直で出勤。これには負けた。すごいな。でももっとすごいって言ってたのが、東京〜沖縄の友達。飛行機代の都合で台北集合だってさ。そんなのもやってみたいなあ。遠恋は勘弁だけど・・・。勤務地の京都、働くにもいいとこみたい。何か仕事楽しそうだし、元気そうで何より。安心しました。今度は三重で会おうね。がんばれ〜。

  結局ラストオーダーの時間まで話しっぱなし。楽しい時間はあっという間。ちょっと道に迷いつつ、家まで送ってバイバイ。さて私はこれから宿探しだ。思い当たる大阪在住の友達にメールや電話。メアドも番号もけっこう変わってた。ていうかそんなに会ってない友達んとこにいきなり転がりこむなって?そもそも先にアポとっとけって?思いつきで来ちゃった大阪なんで、そりゃあ迷走するわ。とりあえず温泉で考える。最初に行った湯遊び広場太陽温泉。夜中なのに駐車場満車。マジっすか。もう0時回ってるんだけど・・・。遅くまで営業してるとこを探す。ユーバス守口店。深夜3時までだってさ。2時間は入れる。こんな時間なのにお子様も多数いる。良い子は早寝だぞ。露天や寝湯で疲れを癒す。あ〜どこに行こう??

  夜の大阪に来ちゃいました。土夜のせいかもしれないけど、ここも眠らない街だね。車は走りにくいぞ。マラソンや駅伝で見たことある道だけど、一方通行だし、側道があるし、何か道が変。もうどこでもよくなってきた。その辺のパーキングでいいや。おやすみっ・・・。

  朝からなんとなくにぎやかな場所だなあと思いつつも、寝たのは5時前なんで、起きられず。結局起きたのは昼前だ。明るくなってびっくり。JR難波駅前にいたのね。朝からの目覚ましとの格闘も空しく、ダウンしてた。慌てて出る。まずはJR難波駅を探検、する間もなく長居へ急ぐ。今日、1月30日は大阪国際女子マラソン。これ見に来たんだから、見逃すわけにはいかない。が、駅が全っ然わからん。とりあえずは乗る。天王寺行き?どこだ、それは?みんな降りるから降りる。乗り換え。長居へは何線だ?電車の名前書いてないし!和歌山行き?そっちのほうかな。とりあえず、聞く。合ってた。乗ると、マラソンのスタッフと思われる人々が居て安心。他にもジャージ姿の明らかにマラソンファンか関係者っぽい人々がそこらじゅうに居る。みんな、折り返し地点くらいで応援してからの移動か。

  長居陸上競技場。こんなに立派な競技場だったか。テレビでは見たことあるけど、実際に来るとは考えてもみなかった。せっかく大阪が近いんだし、一度くらいはね。まだゴールまでは30分以上ある。スポンサーブースには人だかり。応援の旗を配るバイトも全部配りきろうと大忙しだ。二つも渡され、のんびり歩いていると、「もう一本♪」って笑顔で差し出された。多分、地元陸上部の高校生のバイトだよね。かわいく言われたら負けてしまう。3つも旗を持たされてしまった。沿道ならともかく、競技場内じゃ振らないだろ・・・。オーロラビジョンでレースを見つつ、お昼。晴れてるけど、めっちゃ寒い。でもレースは熱い。

  上空の中継ヘリが見える。長居近くまで戻ってきたか。レースは面白い展開だったが、終盤にきて、各選手ばらけてしまった。オーロラビジョンが消え、「ゲートに注目下さい」とのアナウンス。現われたトップは、ラトビアのエレナ・プロコプツカ。ブラスバンドの演奏と観客が沸く中に帰ってくる選手は気持ちいいに違いない。2時間22分台でゴール。お見事。見てる側としては飽きない適度な間隔で一人ずつ選手が帰ってくる。3位ベテラン弘山、すごいな。5位シモン、久しぶりの大阪か。レースをリードした大南も6位に粘った。ここまではテレビでも見られるシーン。マラソンにはテレビには映らない大勢の後続ランナーのドラマがある。ランナーも応援してるほうもあついよ、生のレースって。

  ゴールする一人ひとりの名前が実況され、チームメイトや関係者が盛り上がる。目に付いたのは各地方の陸協の選手。地元、神戸学院大のランナーも4,5人見た気がする。50人くらいのゴールを競技場内で見届けて、公園内の沿道に移る。ランナーを近くで見たいなあと。行ってみて驚いた。競技場外の沿道にまだこんなにも多くの観客がいるとは。沿道に隙間がないし。ちょうどこの時間帯、サブスリーぎりぎり。「まだ狙えるぞ」って応援の声。ここでの応援はありがたい。全然知らない人たちの声に押されて、次々にランナーが走り抜ける。知り合いが走ってないのが残念だけど、同じランナーとして最後まで応援してた。東京と違って制限時間に余裕があるらしく、35kmの関門が3時間って言ってたような。あまり覚えてないけど、私でも何とか完走できるような関門だったような気がする。300人近いランナーが制限時間内完走。おつかれさまでした!

  いつか大舞台で走る日を夢見て、長居にさらば。大阪中心部に戻る。まずは天王寺で降りる。何があるんだ?駅から見えたのは通天閣。遠そう。でもせっかくなので歩く。新世界に到着。新世界?!そういう地名だった。通天閣の足元に辿り着く。う〜む、浅草みたいな雰囲気だ。大阪って全然知らないんだよね・・・。

  地下鉄を見つけて、心斎橋へ。人だらけだ。東京もんは肩身が狭く(そんなことないけど!)、エスカレーターでどっち側にたったらいいのかわかんないくらい。なんてね。本当に東京と反対側だったから、面白かった。そういうもんか。名古屋は右にも左にも人が立ってるような・・・。

  道頓堀。ここだけは見たことがある。グリコのデカイ看板を見上げて、満足。橋が工事中でいまいちだったけど。川は汚いかもしれないけど、メイン通りから外れると以外に静かでいい雰囲気。食い倒れたい気持ちを抑えて今回はこれでバイバイ。大阪を楽しむのは次回のお楽しみってことで。難波まで歩いて戻ろうとして、迷子に。お姉さんに道を聞く。お姉さんにだまされる。いやだまされたわけではないが、道の教え方が下手だってば。めっちゃ遠回りしてしまった。車にもどってやっとホッとした。そんな感じの初大阪。

  三重までの帰り道が長いうえに高速に辿り着くのにもひと苦労。結局、藤井寺から高速か。藤井寺がどの辺だかよくわからなかったが、球場があった場所?みたいな。旅行は計画的に、次回はのんびり食い倒れに来ることにする。またね〜。

おしまい

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