２００７年旅の軌跡大阪編２

世陸大阪、夏の陣

～２００７年　旅の軌跡　大阪編２～

９月１日

　　日本勢不調の世界陸上。それでも最後に男子４×１００ｍＲが魅せてくれた。３７秒台に迫る驚異的なタイム。ホントすげー、あの記録、あの走り。それでもメダルに届かなかったのは残念だけど感動した。テレビ中継が終わった２３時くらいに出発。夜出で大阪に行ってきます。昼間は仕事だったんで。世陸最終日は大阪で一日世陸漬けになってきます。

９月２日

　　香芝ＳＡで車中泊、寝坊して乗り込んだ大阪長居はすでに女子マラソンがスタートした後。友達の家に車を置き、自転車でマラソンを追いつつ、大阪中心部をサイクリング。道頓堀あたり以外はそれほど世陸雰囲気が感じられず。マラソンコースの通行止めのみがそれらしい雰囲気か。日本勢最後のメダルの期待を背負い、がんばってくれ、日本女子マラソン陣。

　　まだマラソンの余韻が残る大阪城公園。ランニングするグループや観光、世陸関係者の姿もちらほら。沿道に残っている回収前のロープが、ほんの少し前までコースだったことを思わせる。上位で駆け抜けていった土佐が、最後抜き返してのメダル獲得を知ったのはこのちょっと後のこと。ちょっといい感じの門の前で一枚。今日の大阪は世陸関係者や観戦に来た外国人が多い。

　　マラソン終了で、あとは１８時頃からの午後の部を残すのみ。車に戻り自転車を置き、今度は心斎橋へ。世陸プラザと世陸一色の道頓堀をうろつく。ここにも世陸関係者が多い。スタッフやオフィシャルのＩＤを首からぶら下げ、ジャージで歩いてるから浮いてる・・・けど、今の大阪では全然ＯＫだな。顔見てもわからなかったけど、どこかの国の選手もお買い物してた。ＪＡＰＡＮユニホームのグリコとかに道楽と食い倒れ人形を写真に収め、とりあえずチェックポイントクリア。

　　お昼はお好み焼き。並びすぎの店に並ぶ気にはなれず。２，３人待ちの店でお持ち帰り。ドンキの観覧車とラーメン屋の行列を見ながら食べる。夏の日差しが暑い。最後に世陸プラザへ。ここで土佐のメダル獲得を知る。後でレースを見たけど、追い上げがすごかったなあ。陸上好きは不思議と会うらしい。約束もしてないのに世陸プラザで友達に遭遇。今朝大阪に来たらしい。

　　ちょっと早いけど、１６時前には長居へ。一昨年の大阪国際女子マラソン以来だ。駅構内は劇画風のイラストが壁や柱を彩る。スポンサーブーススペースでのんびり。お土産とおやつをゲットして、１７時過ぎに入場の列に並ぶ。飛行機並みのセキュリティーチェックだった。ペットボトルの持ち込みは禁止です。最終日、ていうか土日はそれなりに混むらしい。自由席も今日は完売だそうだ。

　　自由席は競技場の最上部。トラック＆フィールドからは遠いけど、全体が見渡せてわるくはない。最上段からはサブトラックも見える。アップしてる選手の姿も見えた。競技が始まるまで１時間以上暇なんでお昼寝。ていうか朝早かったし、動き回ったし、眠いっ。でも一応競技場にいるであろう友達にはメールしとく。そしたら、ＷＡＹＡと会えた！セントルシアの通訳兼スタッフってことで、のんびり話す時間はなかったけど、参加してるって感じがすごく楽しそうだった。選手は女子走高跳びに出てたんだけど、移動した都合もあり、結局最後まで走高跳び見ちった。最初から最後までやってたね。あ、ＷＡＹＡ、大会プログラム（買ったら１０００円）ありがとう。おかげで楽しさＵＰでした♪

　　今日は全て決勝種目。残念ながら日本選手は残ってないけど、その分、全てのパフォーマンスに、そのすごさに素直に感動した。槍投げのビッグスローに、５０００ｍの駆け引きに、高跳びの美しさに、８００ｍの競り合いに、リレーの盛り上がりに肌が震えた。６時間以上競技場に居たのに、あっという間に次から次へと競技が進んでいって、時間が経つのが早すぎ。世界大会は初めて観に来たけれど、陸上もあついぜ？！学生やローカル大会も、ＢＧＭとか手拍子とか、ちょっとやり方を変えるだけで、もっと盛り上がると思うんだけどなあ。今の選手たちが陸連の役員になる頃にはそんな時代が来たらいいなあ。外国人選手、みんな見とれるようなスタイルだった。女性はきれいすぎ、男性はマッスルしすぎ。かっこい～。

　　マイルリレーで締めた大会。男女ともにＵＳＡの優勝で決着。最後に女子マラソンの表彰式で土佐が登場。拍手が盛大だった。閉会式は選手たちもフィールドでお祭りムード。盆踊り的ないまいちな演出が残念だったけど、最後に会場を日本選手団が一周してくれた。為末と視線が合ったのは気のせい？同世代のアスリートたち、来年、北京五輪に期待してます！最後まで見届けて会場をあとにする。

　　この時間になれば混雑はそれほどでもない。二つ隣の昭和町駅、車のところへ戻って０時。帰宅は３時前だな。それでも興奮冷めやらぬ世界陸上、祭りのあとの静けさに、陸上熱の再燃と夏の終わりを感じずにはいられない三重への帰り道でした。最後に選手のみさなん、スタッフ、ボランティアのみなさん、本当にお疲れ様でした。世陸大阪、夏の陣。強行日程でも、観に行ってホントによかったです。

おしまい