雨の伊豆大島合宿

〜2008年 旅の軌跡 大島編〜


【旅のミチシルベ】
◆日程・・・8月22〜24日。
◆目的・・・お手軽な島の青い海で遊ぶ。
◆コース・・・竹芝桟橋〜岡田港〜牧場〜空港〜弘法浜〜御神火温泉〜日の出浜〜元町港〜竹芝桟橋。
◆宿・温泉・・・民宿和田屋。御神火温泉1000円→割引で500円(プール付き)。

【旅の軌跡】

8月22日

  週末の天気予報、曇り時々雨。今日の気温、半袖じゃあ寒い。そんな日の夜に竹芝桟橋から伊豆諸島へ向かう人々は大勢。金曜夜の大島行きの船は満席だ。みんなより一足先に来て東海汽船の窓口に並ぶ。9年ぶりの竹芝桟橋。夏の繁忙期で大混雑。席無しの人々は長蛇の列。席無しって何だ?!ウチらは二等座席7人と一等3人。乗船時間の5分前に全員集合で、一等船室を手に入れたのはジャンケンの結果、Kずえ、Sめ、Nっちゃん。残りの7人、Mさ、Y−き、Yき、Pく、Yっちゃん、Fくちゃんはリクライニングシートで大島を目指します。MさとYきは床で寝てたけど。

  乗船してわかった。席無しってのは通路とか甲板とかでシート敷いて陣地を作る組。平らなら眠れるから席無しでも十分だったのに。代理店では扱ってないのか?23時出港。テンションの高さで最上階のデッキで東京湾からの夜景を楽しむ。毛布にくるまりながら。Yっちゃん、Nっちゃん、準備がいいようで、ビール片手にレインボーブリッジの下を通過します。屋外なのに、外国人とか、アホっぽい大学のサークルとか、陣取って宴会。このまま朝まで続くんだろうなあ。大人なウチらはおやすみなさい。

8月23日

  朝、5時前に起きる。寝過ごしたら神津島まで連れて行かれてしまう。岡田港へ入港。到着は5時15分。早すぎ。Mさを逮捕するためか港には警察が来ていた。大島で降りる人多し。さて、宿は・・・どこだ?!道らしい道もなく、集落を路地をさまよい、別の民宿のおばさんに道を聞いてやっと到着。和田屋。宿のおばさんがあまりにも遅いから迎えに出て行ったとか。なら最初から迎えに来てくれ。途中の猫で癒されたのが救いか。

  部屋で早速寝る。朝ご飯は8時でいいです。どうせ雨っぽいしのんびりしましょ。で、あっという間に朝食の時間。船での寝心地がいまいちだったのかみんな爆睡。朝ご飯、Y−きの希望どおりのアジの開き。民宿って感じの朝食にとりあえずホッと一息。外の天気は微妙だが、雨寄りの曇りで海に入れなさそうなことだけは確かだ。日の出浜にも見に行ったが、泳いでいるのは子どもだけ。ビーチにはそれに付き合う親だけ。

  レンタサイクルで島を巡ろう。雨は・・・止んでる気がするし。6段ギアのシティサイクル9台とMTB1台(Fくちゃん)の10台でツール・ド・大島。スタート直後の上りから、空港まで一気に下る。快適な坂道は帰りの長い長い上り坂。大島牛のいる牧場で牛と戯れ、島の西側のアップダウンを快走。海岸で波に飲まれ、溶岩の崖から荒れた海を見下ろす。ダイビングやりに来る人が多そうだ。

  元町港でお昼。くさやの匂う店を避け、人数の入れそうなお店へ。名前は忘れたけど、数件しかないから行けばわかる。べっこう丼とかメダイの頭焼き&頭煮の定食を食べる。頭煮は食べるとこに困っていたようだが、頭焼きは食べるとこ多し。さすが島だ、美味い。別の客が頼んだくさやの匂いに耐えられなくなったところでごちそうさま。

  元町から5分のビーチへ。夏の週末なのに人がまばら。この肌寒い天気なら当然か。海に入ってる奴らが信じられない。足だけでも冷たかったのに。足だけと言いつつも当然服が濡れるくらいには攻めましたが。水着姿が少なくて残念。わざわざ持ってきたシュノーケルセットはただの荷物にしかならず・・・。

  あまりに体が冷えてきたので、御神火温泉プールへ。潜水勝負は無人島0円生活で海藻しか食べるものが獲れなかったというMさが25mを潜りきり圧勝。他の人は15〜20mがいいとこ。潜ってない人もいたけど・・・。北京五輪の勢いそのままにメドレーリレー対決。背泳ぎ、平、バタ、フリー、ドッグ?!の順番。アンカーは犬かき。Y−きの妨害バタにPくが苦戦するも、Kずえの追撃をぎりぎりで逃げ切り勝利。25mの本気犬かきは初めて。マジきつかった。体がふやけるまで温泉に浸かって、雨が止んだっぽいタイミングで帰路へ。

  ツール・ド・大島の終盤はわかってはいたが、上り坂。加えて雨も降り出し、雨中のヒルクライムに。ギア付きのシティサイクルは意外に走りやすかった。Pく、Kずえは余裕で上りきり、Y−き、Yっちゃん、Nっちゃん、Yき、Mさの順で山岳ポイント通過。Sめが撃沈。それに付き合ってFくちゃんが最後尾から。コンビニの無い大島、数少ないスーパーで買出し。こんなに飲むのか?飲まなきゃ明日の船で。ビニール袋抱えて、レンタサイクルの返却へ。小雨から大雨に変わる頃にゴール。宿への送迎バスがすでに待っていた。

  帰ったらすぐに夕食。17時半って・・・島の生活は完全に朝型らしい。民宿な感じの食事ながらもお刺身とアラ汁は美味い。海の幸にハズレは無いな。かなりがっつりと食った。で、寝る?!朝敷いた布団があったせいで、みんなおやすみ。夜の飲みまで寝ようってことに。食っちゃ寝生活、わるくない。みんなお疲れのようで、ホントに爆睡。

  3時間ほど寝て起きる、起こす。すでに21時回ってるし・・・。雨のために諦めた夜光虫ツアーだったが、雨が弱くなった夜に、海岸へ夜光虫を見に行く。Mさが発見したよく見られる場所へ連れて行ってもらう。最近悲劇が起きたというテトラポット向かいの港へ。何が出そうだ、何か写りそうだ、そんな雰囲気の中、黄色く光る夜光虫を発見。船で海に出なくてもこれだけ見られればうれしい。初めて見る夜光虫の光に感動した。撮った写真に何も写ってないことを祈ります。雨が強くなってきたところで宿へ逃げ帰る。

  寝て元気になったことだし、まったりと飲んで・・・って、23時過ぎ、食後の睡眠のせいでもう夜中なんですが。そのまま一人またひとりと落ちていき、大島の夜は更けていきましたとさ。明日の天気が気になる。朝、起きられるかしら。

8月24日

  朝7時朝食、早っ。がんばって起きる。テーブルにつく。誰も起きてこない?!私が朝一番だなんて、みんな寝すぎ。民宿って感じの和な朝食。食べてまたぎりぎりまで寝る。食っちゃ寝の生活。9時のチェックアウト直前までだらだら。どうせ雨だし・・・。

  帰りの便は元町港から出るとのこと。バスは9時15分。これを逃したら1時間後か?ウチら以外にも数人の客。全員元町港へ。出港時刻まで1時間半くらい。雨で動けないので、港周辺でのんびり過ごす。足湯に浸かったり、お土産物屋さんを回ったり。島の牛乳市場を独占している大島牛乳を飲む。あの牧場で作ってる牛乳か。美味。

  港の前に焼き物屋さんがあり、くさやの文字発見。せっかく島に来たことだし、食べないわけにはいかない。でもジャンケン。負けた。青ムロのくさや(小)200円を食べる。青ムロってアジのことだってさ。最初は大して匂わなかったのに、焼けてきたらどんどん臭くなってきた!隣のお土産物屋さんにたまってた小学生たちが異臭騒ぎになってた。イカの丸焼きをオーダーしていた女の子たちも逃げる感じ。いやいやこれがくさやの醍醐味ですから。匂いのわりには普通に食べられた。トビウオのくさやよりは食べやすいかと。けど大サイズはオーダーできないな。マヨネーズでマイルドな味にもなる。まあ食うならイカの方がうまそうだ。

  出港時間頃になると雨が止んできた。今まで見えなかった三原山の頂上付近もぎりぎり見えた。防波堤で砕ける波を見ると帰りの船の揺れが気になるところ。高速船ってことだけど、行きの客船よりはるかに小さい。相当揺れそうだ。Kずえ、Sめは少しでも揺れから逃れるために一番最後に乗船。ほぼ先頭に並んでいたのに。

  行きに一晩かけた道のりもジェットホイルで1時間半程度。寝て起きたら竹芝桟橋に着いていた。途中でふと目が覚めて見渡すと全員爆睡。ホントこの旅行は食うか寝るかってな感じだった。お昼過ぎに着いた竹芝で遅めのお昼。そしてそのまま解散にはもったいないと、エクストラステージのボーリング大会を田町でやりましたとさ。今回は天気に恵まれず青い海に入れなかったけど、また今度、お手軽な島に行こうね。

おしまい

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