沖縄キャンセルの週末

〜2007年 旅の軌跡 谷川岳編2〜


【旅のミチシルベ】
◆日程・・・9月14〜16日。
◆目的・・・沖縄に飛びに行く東京へ遊びに行く→谷川岳へ登る
◆コース・・・セントレア〜東京〜足尾〜谷川岳。
◆温泉・・・湯テルメ谷川。

【旅の軌跡】

9月14日

  現地集合で沖縄飛びツアーへ!行くはずだったんだけど、台風の接近によりピンポイントで那覇行きのみ欠航。翌日AM発予定だったFじ、Kおりんも諦め、現地へ集まったのは12分の9人。一日しか飛べず、カラオケと飲み三昧だったとか。Tもちゃんからの甘い誘いにも、台風にはかないません。有休まで使って連休にしたのに、ツアー中止は切ないっ。どうしようもなくなって東京行きの新幹線へ。せめて東京で遊んできます。

9月15日

  沖縄ツアーが飛べてるかどうかなんて気にしない。足尾へ飛びに行く。が、台風の影響で強風。モーパラでグラハンとかやってまったり過ごす。Kいちゃん昼寝。K井、グラハン。Tっち、アシスタント。あまりにのんびり過ぎて、筑波山へサイクリング。国民宿舎の先、風返し峠までクライム。途中、チャリジャージのおっさんたちをごぼう抜き。こっちのサイクリストは上りには強くないのか?それともたまたま素人集団だったとか?晴天の足尾、台風の沖縄。勝ったような負けたような。

9月16日

  どうせなら山登り。朝出で行けるお手ごろなところで谷川岳へ。水上ICを下りたあたりでSめから「これから水上でキャニオニングです」とのこと。なにぃ、流行りのキャニオニングがこんなところで出来るのか。が、すでに車は谷川岳の登山口。Kずえとともにトレッキングへと向かった。昔来たときってこんなになってたっけ?学生の頃、18切符の日帰りでFくちゃんと登ったことがあったり。当時と同じく、ロープウェーで天神平スタート。10時半の登り始めでここから往復5時間、まあ何とかなるでしょう。

  展望があまり無い道を50分。最初の休憩ポイントは分岐点。あまり人はいないけど、これから登るって人たちに追いついた感じ。団体さんもいるし、ここから1時間程度で着くし、比較的ラクにいい景色が見れそうだ。なんて思いつつ、岩場をクリアしていくと、目指す頂上も遠く水上の町並みも、北関東、上越の山々も見渡せるようになってきた。

  スタートから2時間、山小屋を横目に、谷川岳トマの耳へ到着。先着の人たちに追いついたようで、みんなお昼にしていた。頂上で食べるお昼はただのおにぎりでも格別の味に錯覚。テンションの高さが最高のスパイスだ。写真を撮って、さて向こうのオキの耳にも登ろうか。と、見る見るうちに暗い雲が稜線を覆っていく。なんか、やばいくなりそう?前回来たときもこんなパターンだったような・・・。でも行かないわけにはいかず。

  やっぱりとりあえずは行ってみるもんだ。トマの耳から20分後、オキの耳に着く頃にはさっきまでの雲がゆっくりと消えていき、晴れ間が見えてきた。そしてトマの耳では見られなかった、谷川岳を中心とした雄大な景色が、緑の絨毯に覆われた山々が、谷にたまった雲にブロッケン現象が見られた。次々に感動する景色の連続。お昼を食べながら感動の余韻に浸っていた。

  気が付けば誰もいなくなっていたオキの耳。食後の昼寝で二人そろって30分ほど爆睡。登頂から1時間以上も頂上にいた。時刻はすでに14時半。ちょっとのんびりし過ぎたか。早く下山しなくては・・・。頂上には猛者が一人。沢からシャワークライミング&ロッククライミングで直登したきたとか。仲間が負傷したらしく、頂上で携帯や無線の中継をしつつ待つそうだ。ヘリは呼ぶほどではなく、サポートしながら頂上へ向かってるらしい。話から察するに打撲のひどいの、ってところか。今日は山小屋に泊まって様子見だってさ。

  ウチらも人ごとではない。帰り道も気をつけなくては。頂上でのんびりし過ぎたせいで、下山する人が他に誰もいない。しかも多くの人は天神平へ戻るので、歩いて下りる人は少ない。それでも3時間弱の下山中には何組か抜いたり抜かれたり。人がいると安心するのも変な話だが、17時は過ぎそうな予感。高山植物を楽しみつつも、なかなか激しい岩場を下る。樹林帯に入ってからは黙々と下山。17時のチャイムを森の中で聞き、日没とともに林道へ脱出。ぎりぎりセーフか。駐車場の車はほとんど無くなっていた。

  下山後は温泉。これまた前回と同じく、湯テルメ谷川へ。当時は水上駅から歩いたが、かなり離れていてびっくり。2〜3km、歩いて40分くらいは離れてたかも。温泉は大盛況。登山客よりもカヌーとかキャニオニングとかの帰りの人が多そうだ。みんな遊んだ後は温泉ね。お風呂あがりは腹減り。国道沿いのレストランで山の幸的な定食を食べる。モロヘイヤの天ぷらがうまかった。空いていると思ったら、閉店間際の最後の客だったらしい。看板の電気が消えていた。腹が満たされたところで帰り道。朝出日帰りで登山&温泉。充実の一日、これはこれで満足の旅なり。

  さて沖縄ツアーはどうなっていたかというと、カラオケとか温泉とか街で遊んで観光してって感じだったらしい。風が強い日が続き、最終日のみ飛べたとか。まあ行けた人も行けなかった人もまた来年リベンジに行きましょう。

おしまい

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