山の次の日に海、さらに山へ?

〜2001年 夏休み日帰り旅行記 館山編〜


  前夜の睡眠は4時間弱。足尾から帰ってきた次の日に朝早く起きるのは大変。8月17日、6時45分に亀戸で最初のメンバー愛好けを見つけるべく、6時半に出発。愛車ソアラに乗り込むと燃料補給を警告するランプがついている。なにぃ、こんなにガソリンが入っていないとは・・・。まあ8Lはあるから気にせずにスタート。亀戸駅付近、愛好けをさがしてロータリーをぐるり。すると携帯に愛好けから「今どこですか?」。「南口の方」と返事して待つこと1分。愛好けの登場、7時。すでに遅れ始めていた。次は西船橋駅でニッシーを7時15分には拾う予定。すると携帯に「今どこですか?」。「まだまだ時間がかかりそうです」と応えると、「じゃあ探険してます」とニッシー。意外に混み気味の道を走ること30分。西船橋駅前ロータリーに到着。車内から「どの車っすか?」と携帯で話すニッシーを観察。窓から出した手に気が付いて、合流に成功。待たせてすまん。

  そのころぱらるとっとさんからメールで「今どこ?」。「まだ西船橋過ぎたばかり」と返事。千葉到着の時間は遅れる見込み。その間にもガソリンは減っており、ガススタを探しながら走る。朝なのでまだやってないところが多かったが、6Lをきったところで発見。満タンにすると60Lも入った。ふ〜ひと安心。さてぱらるとっとさんには30分ほど待たせてしまっているが、待っている間に、車が停まりやすい場所に移動してくれていた。予定の道から外れることなく、大通り沿いを歩くぱらるとっとさんを発見、捕獲に成功。8時30分ごろにやっとメンバーがそろった。

  さてどこに行こうかという話だが、当初の予定どおり館山で決定。とりあえずはコンビニで休憩して、ここからはなんと愛好けに運転を交代。すべては助手席のぱらるとっとさんにかかっている。私は食べてなかった朝食を食べ、このまま無事に進んでくれることを祈りながら後ろで眠りにおちた。道はわかりやすいはずなので、バンの運転では安心できないが、まあオートマだし、そんなに問題はないはず。渋滞も覚悟していたが、車こそ多かったが止まることなく順調に進んだ。今日は4人ともドライバーなので運転は楽なはず。とおい道のりはドライブ気分でゴー。

  ヒヤッとする場面もあったが、富山町のセブンまで愛好けの運転でなんとか辿り着いた。ここからはニッシーにドライバー交代。館山市に入るトンネルを抜けると、そこは南国風景。道の左右に南国を思わせるような並木。しかし、経費の限界か、だんだんと木の間が広がり市街地が近づくとなくなってしまった。どこの海岸で泳ぐか迷ったが、島ということで、沖の島に決定。今は陸続きだが、関東大震災以前は島になっていたとか。

  すぐそこまで来てからが遠かった。目的地を通り過ぎたついでにコンビニでお昼を調達。地元のおばちゃんに道を聞くも、道はわからず。いろんな学校の宿泊施設が集まった地域をさまよいつつ、行き止まりにはまる。海までの道を阻んだのは海上自衛隊の航空基地。金網を乗り越えた瞬間にやられそうな雰囲気を醸し出していた。それでもなんとか正解の道を発見。駐車スペースはいくらでもあり、空いていたが、私の想像とはかなり一致。楽しそうな海岸である。砂浜に立ったのは12時過ぎ。ちょっと時間がかかったか。

  沖の島公園となっている島とは砂浜で陸続き。一番狭いところでは20mくらいか。人が少ないながらも海の家もあり、監視もいてちゃんとなっている。穴場的海水浴場で気に入った。砂浜から島の回りの岩場へと続いており、浅めの岩場には魚や貝、カニなどがいっぱいいた。気になったのは砂浜にワカメのような海藻がめちゃくちゃうちあげられていたことと、基地の隣のため練習のヘリコプターが飛び続けていた騒音か。海水の透明度はそれほどではないが千葉でこれなら比較的きれいな方だろう。潜れば魚の群れやつぶ貝、とこぶしが発見できた。岩場で潮だまりを見たり、潜って魚を見たり。浮き輪や波乗りマットに乗って浮かんで海を満喫。ニッシーはシュノーケルにはまってひたすら潜りまくっていた。愛好けは波に流されて岩の上を転がっていた。背中を擦りむいて痛そうだった。とても海が似合わないぱらるとっとさんは一番先に疲れはてたか、いつの間にか砂浜で寝ていた。海の中にいた人より日に焼けたと思われる。ぱらるとっとさんを除く3人は16時の監視時間の終了まで、海の冷たさに耐えて浸かっていた。島をひと回りするつもりだったが、もうそんな元気はなかった。愛好け、ニッシーは休まずに海に入り続けたのでは?

  海の後は、温泉に入ろうと水着のまま車へ。地図で見るとすぐ近くに「小原屋の湯」なる場所があるらしい。普通の民宿に温泉の名前があったので、宿の人に聞いてみると温泉の入浴のみもやっているとのこと。海の家のシャワーよりも安い500円とお得。ただ時間が遅かったので、「宿泊客が待っているから」とのんびり入っていられなかった。まあ日焼けでお湯には長く浸かれないが。

  帰り道のどこかで夕食に海の幸を食べようと、ぱらるとっとさんの運転で手頃な店を探しながら走る。が、お盆休みが多いのか、商店街はほとんどの店がやっていない。そのうち館山を去り、勝山漁港に迷い込み、後部座席の2人が恋ばなに盛り上がる中、夕食を求めて走り続けた。空腹に負けて立ち寄ったのは、どこぞの「道の駅」。これがなかなか良かった。新鮮な刺身は一瞬で腹におさまった。おいしいの一言。やはり海が近いってのはいいねえ。この「道の駅」で怪しげな人がいた。夜の駐車場でタオルを敷いて腹筋を鍛える人物。筋肉番付にでも出るつもりか。

  19時半頃、最後のドライブ。あとは帰るのみ。満腹感と疲れで私は爆睡。その間、ぱらるとっとさんは夜道を爆走したらしい。後ろで愛好けとニッシーは恋ばなの続き。工場が建ち並ぶ木更津や袖ヶ浦は、煙突から出る炎や警告灯、海の向こうの夜景と合わせてきれいだった。行きと同じく千葉駅付近でぱらるとっとさんとさらば。ここからの帰り、道を間違えるも西船橋駅にちゃんと着いてニッシーをおろす。最後、愛好けを自宅付近の自転車置き場に送り届けたのは22時20分。日付が変わる前に家に帰れそうだ。明日の足尾行きはどうしようか?体力と天気とを考慮して迷い中。すると早く決めろとばかりに4年生のお姉様からの電話が鳴るのであった。

おしまい

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