◆ パイネトレッキング
場所 |
チリ、パイネ公立公園 |
おすすめ度 |
★★★ |
お手軽度 |
★★ |
費用 |
c$75000/人 |
所要時間・日数 |
4泊5日 |
実施日 |
2010.11.5〜9 |
パタゴニア地方、ハイライトの一つ。トーレス・デル・パイネ&パイネ・グランデなどの秀峰がそびえるパイネ国立公園へ、テントと寝袋と食料を担いで、4泊5日のトレッキングに行ってきた。
プンタ・アレーナスからバスで往復し、パイネ国立公園をW字型に西から東へ抜けるルート。フランス人の旅仲間と3人パーティーだ。
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1日目、パイネ・グランデ西側を歩く。氷河の上を通ってくる風が冷たいが、風さえ避ければそんなに寒くない。強風のため、景色もすっきり。4時間歩いて目的地のキャンプ場に到着。テント、わざわざレンタルして持ってきたのに、キャンプ場でも借りられた。食料も大量に買い込んできたのに、それほど高くない。道無き道を抜け、氷河の正面へ。Grey氷河。パイネ最初のハイライト。
歩行距離 12km (12km)
2日目、昨日見たGrey氷河にさらに近づく。地図では2時間、現地の標識では1時間。正解は1時間。意外と近くてよかった。20年前はこんなに山奥まで歩かなくても氷河が見られたそうだ。温暖化の深刻さはこの状況を目にしなきゃ、本当にはわかるまい。来た道を戻って、さらに2時間、湖沿いに歩く。今日は長い道のりだった。
今日はフリーキャンプサイト。まだシーズン前だとかで、トイレも無し。水は川から。この川の水が雪解け水でめっちゃ冷たい。夜の寒さは想像以上。寝袋の中で、がんばった。
歩行距離 21.6km (33.6km)
3日目。風も弱く、いい天気。
フレンチバレーと呼ばれる、トーレス・デル・パイネとパイネ・グランデの間の谷へ。
両側を山に挟まれたこの谷は、パイネ最大のハイライト。
ミラドール(ビューポイントのこと)まで往復。その先へ行くのは、パイネの壁を登るクライマーのみ。
正直なところ、確かにこの景色、素晴らしいとは思うものの、
想像以上ではなく、ちょっと物足りない。
さらにここパイネのトレッキングはどこかの山への登頂がないので、それも物足りない。
W字ルートで、ミラドールまでの往復が多いのもいまいち。
歩いて楽しむだけならいい場所であることには間違いないが、それだけではウチら満ち足りず。
歩行距離 11km (44.6km)
4日目。
晴れてるけど、朝から爆風。
西から東へ行くルートを取った理由の一つがこのパタゴニアの強風。
追い風になるように、ウチらはルートを取っていた。
湖の青さも氷河からの水で独特の色。
エメラルドグリーンってとこか。
この湖を見ながらの7時間。
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馬がいた。
麓のトレイルはホーストレッキングもやっているそうだ。
狭い登山道の途中で5,6頭とすれ違った。
最後のキャンプサイトはシャワーもBBQコンロもある、緑に囲まれたきれいな場所。
歩行距離 18.5km (63.1km)
5日目、最終日。
残った谷への往復を行くかどうするか迷うも、
途中のミラドールまでで十分と判断。
同じ道の往復は飽きるし、奥まで行っても見える山々が近づくだけだし。
ウチらを満足させるには足りないかな。それでも、景色はまるでアルプス。
と言ってしまうが、これがパイネ、ってとこか。
少し登って見渡す景色はパタゴニアの荒涼さと広大さを感じさせてくれる。
さらに登って見下ろす谷は、まるでネパールのような谷。
最後にいいものを見たような気がする。
登るよりも歩くのが好きな人には向いているパイネ。5日間もいればお腹いっぱい。
歩行距離 8.4km (71.5km)
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