第1回 パナソニックヒルクライム

〜伊吹山ドライブウェイの春〜

LOVE・WING うっちゃん

4月6日

  08年の開幕戦となるパナソニックヒルクライム、記念すべき第1回大会だ。あまりの人気で急遽参加定員を設けたほどの盛況ぶり。かく言う私も参加を迷っていたら定員オーバーで打ち切られた。が、キャンセル待ちから繰り上げで、とりあえずは参加することができた。ヒルクライムのコースとなる伊吹山ドライブウェイは3月末から除雪作業を始める。例年4月には開通するのだが、除雪が間に合わず、コースは17kmから12kmへ短縮。大会1週間前に連絡があった。残念。雪の残る山頂を散歩したかった。

  レースはスタート前からトラブル。今回、選手の集合場所からスタート地点まで2kmほど離れていた。移動時に誘導ミスがあり、最初の一団が迷ってしまったとのこと。第2集団の私らがスタート地点一番乗りだ。数分遅れで無事スタート地点に選手が揃ったとはいえ、誘導ミスはありえないな。まあそれもご愛嬌と笑って済ませられる奴が強者の余裕なんだろう。ここで苛立つ奴は脱落だ。今回はタイムレース。10人ずつ30秒間隔でのスタートだ。ゼッケンNO.210番台は同カテゴリー最後のスタート。すぐ後ろには次のカテゴリーがやる気満々で待ち構えている。このスタート方式、一斉スタートよりもちょっと緊張する。流れ作業的に次々にスタートが切られ、選手が途切れることなく伊吹山へと駆け上がっていく。

  左右の選手とお互いの健闘を祈り、いざスタート。激しい位置取り争いを覚悟したが、同じ組の10人、全員様子見なのか誰も飛び出さず。それどころかゆっくりとしたスタートだ。誰も来ないなら行ってしまえ。飛ばしたつもりはないが、すぐに30秒前に出発したグループの最後尾が視界に入り、1分ちょっとで追いついてしまった。そのまま徐々にペースを上げ、いよいよ本格的な登り坂へ突入。

  急カーブが続くワインディングロードへ入る手前で、早くも呼吸が乱れてきた。まだスタートから3分、ちょっとやばいかも。5分後には同じ組の奴らに追いつかれ、しかもさっき抜いたばかりの奴にも抜き返される。完全な失速。よく見かける“最初だけ速い奴”になってしまった。ここからはひたすら抜かれ続け、3回くらい吐きそういなって、2回くらい脚が攣りそうになって。景色が良くなるまでは楽しみもなく、ヒルクライム地獄にハマってしまった。それにしても意外にきついコースなんですが。

  6km過ぎくらいから少し落ち着き始め、レースは後発の速い人たちに延々と抜けれ続ける始末。写真を撮る余裕もそれほどなく、伊吹山が見えてきた頃にはむしろホッとしたくらい。終盤の2kmで息を吹き返し、少しはレースらしく走れたが、ときすでに遅し。それでもゴールが見えてきたところでわずかな力を振り絞る。

  最終コーナーで同じ組の選手に並ぶ。あっさり抜き去るつもりが、ゼッケンを見て相手も意識したらしい。振り切れない。加えてゴール手前の声援も、同組対決のスパート勝負を盛り上げる。こんな順位のゴールでもここまで盛り上げてくれる選手たちに感謝。クライマーの意地を見せるスプリントで差しきる。標高1000mのゴール。きつかった。

  競り合った選手とお互いの健闘を称え、視界から消えた瞬間に大の字にダウン。余裕のかけらもなく、ぐったり。理由ははっきりしていて、極度の寝不足が原因。レース前日はちゃんと睡眠をとりましょう。2時間しか寝てないと、こういうことになります。距離が短縮されて気持ち的にも甘くみてしまったのもあるかと。とりあえずはこれで今シーズン開幕。

  レース後はゴール前に陣取り、次々に入ってくる選手のラストを盛り上げる。手拍子に掛け声、ペットボトルでの鳴り物。飲んでないのに飲んでるかのようなレースへの酔っぱらい集団。完走した者は言いたい放題だ。主催者よりも大会を盛り上げ、数多くのゴールを見届けた。この先の5km、伊吹山ドライブウェイはまたいつか走りに来たい。全コースを走破する日を楽しみに、今日は今日で、完走に浸ろう。名ばかりのクライマーにならぬよう、そこにある坂道を明日もまた登りましょうか。

<記録>
カテゴリー(ROAD B-2 20〜29歳):76位/93人中
タイム:0:54:01
平均:12.55km/h

おしまい

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