第1回 日光白根ヒルクライム

〜初代女子チャンピンに輝く〜

LOVE・WING うっちゃん

4月22日

  まだ今シーズン営業中の丸沼高原スキー場、の隣。 冬季閉鎖中の国道120号を使って、スキー場から金精峠手前までの上りコース、第1回日光白根ヒルクライムに参加してきた。LOVE・WINGからはウチら夫婦とフジ夫妻(かおりんは応援)が参加。コースは距離7.2km、標高差380mちょっと。午前のタイムトライアルと、午後のレースの2ヒート制という珍しい大会。この週末は大きな大会が各地で開催され、強豪を含め、多くの人がそちらへ。第1回ということもあり、参加者は100人程度と少なく、こじんまりした、でも雰囲気のいい大会となった。

  曇天に午後からの雨予報と、寒さの厳しいコンディション。ゴール地点は今朝の時点で氷点下だったとか。そんな中、開会式で驚きの発表。司会進行していたのが実行委員長だった。じゃなくて、競技内容が「2ヒートの合計タイムで競う」から「第2ヒートの着順で競う」に変更とのこと。第1ヒートは第2ヒートのスタート位置決めの予選になってしまった。F1みたいなイメージか。参加者は100人程度、最後尾スタートでもせいぜい先頭と10秒程度の差。つまり、2本目のスタート位置にこだわらなければ、1本目は流してもほぼ関係ない、という、ちょっと残念な変更。もともと2本勝負のつもりだったので、1本目からそこそこ攻めていくことにした。

  第1ヒート、15秒間隔で一人ずつスタート。一斉スタートよりも緊張感はあるかも。8番スタートのカズエを見送って、トイレに行って、最初の人が出てから20分後くらいにやっと出番。待ち時間が寒すぎ。平地のTTは弱いけど、上りだったらわけが違う。序盤から飛ばしすぎず、緩めすぎず。抑え目の入りから徐々に上げていく。きつくなるところで無理をせず、脚を残しながら淡々と走る。2,3人前の人に離されたが、他は抜くことはあっても抜かれることは無く。ゴールラインを確認してからスパートをかけ、2本目のレースに備えた。イメージとはまだまだ違ったけど、調子もわるくなく、13番手に付けた。みんながどれくらい力を出したかは不明。5〜13番手まで90秒以内という混戦。

  一方、カズエは「昨日の試走より遅かったかも」と言いつつも女子では圧勝。2番手に2分近い差をつけて、他の女子に強い印象を与え、士気を下げた。初参加のフジは順番が遅かったこともあり、ゴールした人の中では一番最後に到着。「フジさんの回復を待って下山します」ってな感じだった。

  ランチを挟んで決戦の第2ヒート。雨が降る前にレースを終えようってことで、スタートは30分繰り上げ。フレキシブルな対応が素晴らしい。ランチで振舞われたカレーをみんながっつり食っていたが、腹は大丈夫なのか?自分よりも気になるのは女子の部。第1ヒートを見るかぎり余裕はあると思うけど。

  なんて思ってる間にスタート。最初から飛び出したのはYズの実業団、S開選手。第1ヒートのタイムが一人抜き出ていたことがあり、これをみんなでお見合い。2位以下は10数人の集団が形成された。こちらはタイムが拮抗していたせいで、けん制し合ってペースが上がらず。序盤、まさかの先頭を牽かされる展開になってしまった。結果的にはこれが失敗。もし妥当な順位を狙うのであれば、控えるべきだったかも。ただ、表彰台を狙うのであれば攻めて然るべき。一時的にでも2位を走ったことは気分的にはわるくない。しかしヒルクライムではきれいな先頭交代もなく、TT同様にほぼ個人の走りでの勝負。4kmの通過は12分台でまずまず。ただ上半身が動かず、中盤の急坂で失速、ここで縦長の集団から脱落した。

  こぼれた数人で追うも協力は得られず。誰もペースが上がらない中、何人かを引き連れて後半へ。前も後ろも届く位置に集団は無く、脚を使い切ったところで、ゴール手前500m。第1ヒートも応援してくれた人がいたが、第2ヒートも応援の声をきっかけに4人での勝負。ヒルスプリントを試みるも不発で、振り切れず、差しきれず。1人先行を許し、この集団の2番手でゴール。イメージどおりには行かず。

  ゴール後の氷った湖や雪山の景色を見て満足。お互いの健闘を称え、手を挙げて応える。「ナイススプリント!」の一声がうれしい。ゴール地点で応援していたかおりんには全く反応できず。寒い中、居てくれたのに申し訳ない。

  トップはぶっちぎりだったり、くそ速いMTBに負けたりと、微妙な感じだけど、カテゴリー別では6位入賞。速報は7位だったけど、一人カテゴリー間違いとかで繰り上げ。まだ改善の余地ありでこの結果だったので、まあ及第点。これから今シーズンのヒルクライムの感覚を磨いていきたい。

  カズエは、夫のアシストで猛追してくる女子2位の奥さんを夫婦まとめて蹴散らし、女子優勝。初代チャンピオンに輝いた。ゴール地点では新聞の取材を受ける。地元、上武新聞。初参加のフジに振り、後日新聞にコメントが載っていた。そんな第1回大会。運営の不手際も温かく見守る参加者たちとともに、楽しませてもらった。女子優勝の副賞にもらったざる豆腐、家でおいしくいただきましたとさ。

<記録>
総合(カテゴリー別)/タイム1本目・2本目
 うっちゃん 14位(男子30〜44歳クラス6位)/23:38・23:11
 かずえ 44位(女子1位)/29:37・29:21
 ふじ 71位(男子30〜44歳クラス26位)/39:35・40:35

おしまい

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