第8回 車坂峠ヒルクライム

〜楽しんで上る坂〜

LOVE・WING うっちゃん

5月13日

  3年前ぶり二回目の参加。以前参加したときはまだ300人くらいの小さな大会だったのに、今回は800人くらいの参加者で賑わっていた。雰囲気とかサービスとか、いい大会なので、参加者増も納得。

  ウチら夫婦とうらっしーの3人でエントリー。初ヒルクライムのうらっしーはレースの部に、ウチらはエンジョイの部に出走。なんでレースの部に出ないのかって?それはエンジョイの部でも十分に楽しめるって、前に参加したときに思ったから。

  さて、挑む坂は東洋のラルプデュエズと呼ばれる激坂、チェリーパークライン。標高差1000m、距離12km、斜度8%。エンジョイの部はちょっと短くて10.7km。心配した寒さは晴天に恵まれ和らぎ、走ると汗をかくくらい。

  9時、うらっしーに見送られ、エンジョイの部のゆったりとしたスタート。号砲とともにダッシュ、なんてことにならずに肩の力の抜けた感じがいい。

  写真を撮りながらの気軽な上りを楽しんでいると、すぐ前には先導車。エンジョイの部はホントにのんびり派や初心者が多いようだ。おしゃべりしながらの走りで、気が付けば先頭に。カズエも付いてきているからすごい。2kmくらい走ったとこで、先行して写真を撮り、そのまま前へ。するともう退避場所の乙女スロープ、2番手で到着。1分遅れくらいの4,5番手でカズエも到着。エンジョイの部、余裕ですな。

  ここで応援グッズが配られ、9時半からスタートするレースの部を応援。水の補給が待ち構え、自転車ジャージ姿が並ぶ沿道は、まるでツールを思わせる。これは応援してる方も、走ってる方も盛り上がる。

  早く到着したウチらはここでレースの部のほとんどが通過するまで1時間以上待ち。予定だと30分くらいとなっていたが、みんなの頑張りを最後まで見届けましょうってとこか。上位選手の走りや必死に走る姿を応援するのは楽しい。うらっしーも登場、余裕はありそうだ。

  エンジョイの部、みんなが準備できたとこで再スタート。何人か飛び出したので、ウチらも行く。「こんなに飛ばすの〜?!」って声を横に聞きながら、集団を抜け出す。剛脚一閃、カズエがアタック。にこやかに後続を振り切る。撮影はさらに前を行く私。

  気持ちよくアタックが決まったところで私も前を追い、こちらもあっさりととらえる。再スタート地点に一番で着いた人、「速いですね」なんて言われるとうれしい。が、まだまだ七割程度の力。全開で行っても表彰台には程遠いんで楽しんで走ってるんです。

  後半はちょっとだけ本気。エンジョイの方々は置き去り。申し訳ないが、格が違う。レースの部で頑張る人たちを応援しながら、ただ登り続ける。この時間がたまらない。前はこの激坂にだいぶ苦戦した記憶があるけど、なんか今日はラクに感じた。より高いレベルのクライムを身につけるように、いいイメージを持ちながら全開。調子がいいと、こういうものなのかもしれない。あっという間に景色がよくなり、峠のゴールも見えてきた。

  ゴールまで1km。小諸と八ヶ岳、その向こうの山々を眺めながらカズエを待つ。このままあっさりエンジョイの部1番でゴールしても別に意味ないので。抜かれた人たちが不思議そうに横を抜けていった。エンジョイの部ならエンジョイの部らしく楽しまなきゃ。夫婦で一緒にゴールなんてそうそうできないでしょ。

  後続は2,3分遅れで3人が通過。その後ろ、4番手でカズエが来た。余裕が無いと言いつつも、話す余裕はあり。そのまま一緒に、並んでゴールへ。先着したうらっしーがゴールで待っていた。

  なんて感じにエンジョイしました。激戦のレースの部とは違って、楽しむだけのエンジョイの部。
これもまた自転車の楽しみ方の一つ。初参加するイベントとしてもちょうどいい。標高差1000m、小諸の絶景が迎えてくれる車坂峠のゴール。楽しく走ればあっという間だ。 

<記録>
うらっしー 男子総合377位/537人(男子30歳未満の部53位/72人)
カズエ エンジョイの部4位/72人
うっちゃん エンジョイの部5位/72人

おしまい

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