ワイズカップ4時間エンデューロ

〜途中終了の3時間半エンデューロ〜

LOVE・WING うっちゃん

12月1日

  極寒の彩湖で開催されたワイズカップに今年も参加。LOVE・WINGから3チーム8人の選手と5人の応援という自転車イベントでは今までで一番の大所帯で冬の耐久レースを楽しんできた。

  昨年に引き続き、2年連続での参加。今年はこの一年で知り合った、閃風脚やチームYのメンバー、マイミクなど自転車乗りの知り合いだらけの中での4時間。LOVE・WING自転車部のチームジャージ、お披露目の場にもなり、寒いとはいえ楽しいことこの上無い。

  スターターはふくちゃん、ふじ、私の3人。今年のスタート待ちの列は、前から上級者・順位を競う人、中級者・適当に楽しむ人、初心者・のんびり行く人、みたいな感じで4人×130列くらい。上級者組の後方にスタンバイ。安全かなと思ったんだけどね。

  8時30分、スタート。安全に流れるまでは先導つき。最初の1周はペースコントロールされていて、最終コーナーで先導が外れてレースが始まるローリングスタート。が、この安全なスピードっていうのが怖い。誰でも付いて来れるせいで、集団走行慣れしてない人や不審な動きをする人で集団後方は危うい。上級者って言っても自己判断なんで、後方はこんなもん。さっさと前へ行きたいところ。

  一周が終わって後ろで我慢していた人たちが次々に前に出てくる。逆に実力の伴わない人たちが前から落ちてくる。こんなに荒れる序盤だったか?ふくちゃんとふじもそれぞれ場所取りに苦戦。早々にはぐれてしまった。2周目のバックストレートに入るくらいで少し流れが落ち着き、適当な集団走行になり始めた。が、それも未舗装を覆ったマット地帯と続く橋でバラバラになり、数周は我慢するしかない様子。その間にも先頭との差が徐々に開きつつあるのを確認。見える範囲とはいえ2周で200mくらい開いてしまった。

  速い人のほとんどは前で先頭集団につけているらしく、集団に乗っては見切りをつけて前へ行く、という具合に淡々と、でもけっこうハードに前を追い続ける。が、差が詰まることはなく、結局2〜300mくらい遅れたまま周回を重ねる。実力差を考えたら追いつけるわけないんだけど、ソロだから少しは控えめになるかと思ったんだけどね。

  5周目にまさかのアクシデント。北側のデコボコ路でボトルがすっ飛ぶ。確かにさっきから何本かボトルが落ちていたが、まさか自分のが飛び出すとは・・・。幸い後続は居なく、芝生へと転がって出たので安心。次の周で回収しようとしたが、すでに無かった。で、ボトルが無くなったので6周目でピットイン。

  不運は続くもので、ピット内で交代のために止まったとたんに追突される。脚とホイールにダメージ。しばらく痛みで動けず。落ち着いてから怒り散らしていたら犯人は消えてしまった。ピットイン時には後ろに誰も居なかったはず。ピット内は低速、抜かない、などルールは厳守してもらいたい。自分の身は自分で守るしかないとはいえ、全員が注意して欲しいところ。ホイールはとりあえずは走れるので、そのまま使用。休む間もなく送り出したかずえの応援で沿道へと急ぐ。その間、ふくちゃんもふじもすでに交代。しゃーん、ごろー、うらっしー、そめ兄が次々に出て行った。

  閃風脚・チームYとも出番以外の人が応援をする中に一緒になってレースを見守る。この一年でだいぶ強くなったかずえの走りを安心して見つつ、他メンバーの様子も見守る。耐久レース慣れしてるし、これだけばらけてきてればそんなに危険は無いはず。曇り空で寒いものの、たまに晴間もあり、極寒からは少しマシになったようだ。北風が強く、ホームストレートの向かい風が激しいくらいで。

  かずえもきっちり6周。キクミミモータースのミクを牽く、力強い走りでチームジャージをアピールしていた。その間にそめやみわこ、みゆきが応援に駆けつけてくれて、盛り上がってきた。寒い中、来てくれてありがとう。コースの逆側でなぜかとみーが登場。彩湖一周、ジョグしながら応援してくれていた。誰も居ない場所で見かけたときにはびっくりしたけど、うれしいサプライズだった。

  二回目の出番は閃風脚Yぽんと同タイミング。脚の痛みもあり、流しているとすぐにYぽんが合流。ここから6周、助けられつつも楽しんだ。自然とペースアップしたトレインはEミに追いつき、しばらく3人で一緒に走る。女子ソロで走るEみ2時間以上走った後に40キロオーバーのトレインは厳しかったようで、いつの間にか離れていた。

  このトレイン、向かい風でも頑張ったおかげで、次々に前を行く人を吸収。3,4人だった集団が2周後には20人近い一本の列に。まさかそんなに牽いてるとは思わなかったので、先頭交代で下がっても下がっても後続が居て驚いた。おかげでラクさせてもらったけど。適当なところでEみを待つため集団から離脱。この待ち時間で再び脚が回復して、また6周目まで全開。Yぽんの言葉に甘えて最後は全部牽いてもらい、ピットイン。かずえに二回目のバトンタッチ。

  知り合いが増えると走行中にも見かけるわけで、追い抜きながらも声をかけられて楽しかったりする。タイミングがわるく一度も先頭集団にラップされず。どんな展開で先頭争いが繰り広げられているのか見られず。これだけはちょっと残念だった。

  3時間が経過し、北の空が真っ暗になってきた。一時的な晴れ間はなんだったのか、不穏な空気が漂い始める。残り30分を目安に交代予定だったかずえを待つピットで、一気に降り出しのは、まさかの雹。氷の粒がカンカン音を立てながら落ちてきた。おいおいこんな中を走るのか?!とピットが騒然としていた以上に走っていた人たちは大変だったに違いない。3時間半が経過したところでレースが中断、全員ピットに入ってきた。

  数分での天候の回復は見込めず。雹と爆風の危険を考慮し、そのままレースの終了が告げられた。唖然としつつも、雹から雨に変わり、冷たい風とともに身を打たれ、それも仕方なしと納得。4時間エンデューロはゴールスプリントも無しに3時間半エンデューロで幕を閉じた。

  1時間ほどで雨は止み、寒すぎる閉会式。この天気に参加者も納得。したよね?!とりあえず3時間半は楽しめたんでよかった。意外とあっという間過ぎるエンデューロ。夫婦二人で回したせいもあるけど、他チーム・他メンバーとあまり話す時間もなく終了。まあ、それでもみんなで走れば、楽しいってことで。やっぱりみんなで参加できると盛り上がります。走ったみなさま、応援してくれたみなさま、ありがとうございました。

<記録>
123位/534 24周 愛チーム:かずえ、うっちゃん
214位/534 22周 空チーム:うらっしー、ふじ、そめ兄
418位/534 19周 翼チーム:ふくちゃん、ごろー、しゃーん
応援:みゆき、ななみ、そめ、みわこ、とみー

おしまい

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