2002年 初日の出フライト

早稲田パラ うっちゃん

  2002年の最初のフライトは、なんと初日の出フライト。空を飛びながら初日の出を見ようというのは、ウチらならでは。お台場でカウントダウン、フジテレビ球体展望台で年越しの後、足尾へ。ソアラでドライブしながら、馬橋で石田さんを、我孫子でたらちゃんを拾って、5時の集合にあわせて東京を出発した。

  元旦の夜中は初詣で、場所によってはめちゃくちゃ混んでいた。馬橋についたときはすでに予定より大幅に遅れ、たらちゃんには新年早々、寒い中、待たせてしまった。ごめんなさい。しかも、話に夢中で一度、我孫子を通り過ぎてしまった。たらちゃんを乗っけると、しもへーさんから電話。「く、車が、うああ〜」。どうやらバッテリーがあがっていたらしい。取手でしもへーさんを拾う。元旦から何かしら起こるあたり、さすがは早稲田ハング。

  さて時間をみると、遅刻ですね。5時は間にあわないか。でも取手からは空いていて、5時15分に足尾着。筑波山のパープルラインでは頂上付近に人がいっぱい集まって、日の出を待っていた。なんとか山にあがる準備をしているところに着いて、あわてて準備。めっちゃ寒い。

  山にあがると、ハングは暗やみで苦労しながら機体を組み始めていた。パラの人たちは足尾神社へ初詣。「今年もみんなが無事に飛べますように」。真っ暗な中、懐中電灯も持たずに歩いた。急いでいてそんなものは忘れた。で、それからテイクオフへ。冷静に考えれば寒いはずだが、テンションの高さにごまかされて寒さを感じなかった。それなりに暖かい格好してたし。

  日の出の予定時刻は6時45分くらい。しかし、残念なことに東の空が曇っている。確かに予報どおり足尾は晴れていたが、東の空の天気までは気にしてなかった。日の出に合わせて出るためにグライダーを広げる。一番手は電大のテラ。無風のなか出ていった。なんか以外に穏やかで飛び心地よさそう。

  太陽が雲を向こうから照らしている。が、やはり日の出は見えず。続々と出ていく中、南西の風が入ってきた。後ろから3,4人目でテイクオフ。2002年の初フライトは南テイクオフから。きれいな空気と朝もやのかかる地面、静かな風の音を聞きながら、いつもとちょっと違って見える足下の景色に見とれる。数分のぶっ飛びだが、今年最初の飛び。ここからまた新たなスタートが待っている。

  飛び終わって、いつもならこれから朝飛びに上がろうかという時間。宮田さんの新年初スパイラルに今年の目標を誓う。なんかハングの方ではちょっとゴタゴタがあったらしいが、早稲田ハングのメンバーは無事に初日の出フライトを飛べた。とりあえずは目的を果たし、眠くなってきたので車に戻って寝た。

  天候的に飛べなさそうなので、昼頃に足尾を出た。しもへーさんを家に送り、我孫子付近のびっくりドンキーで昼食。後部座席で眠らせてもらったので復活。石田さん、たらちゃんと、その場のノリで成田山へ初詣に行くことになった。思ったより遠かったが、たらちゃんの案内で成田山新勝寺を満喫。あまりの混み様におみくじが引けなかったのが心残り。またいつか行かなくては。

  元旦から元気に動きすぎたか。いや、そんなことはない。ソアラの距離表示によれば移動距離は300キロ。ふっ、いいスタートが切れた。年越しから元旦にかけて早稲田ハングのメンバーといっしょだったのは、なかなかに良かったかな。アイスケ、似内、酒匂、しもへーさん、石田さん、たらちゃん、楽しかったです。ありがとう。

  今年はどんな年になるのかな。「早稲田ハングのみんなにとって良い年になりますように」。で、個人的には、「野望と希望に満ちた飛びができますように」。ついでに、恋愛成就も、なんてね。成田からの帰り道、ひとりになった車内には今年もGLAYの曲が流れていた。

おしまい

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