津の街中を駆け抜けて

〜第1回 津シティマラソン〜

LOVE・WING うっちゃん

  早朝の津、大会会場は津競艇場。天気は微妙。かなり寒い。津市合併記念の第1回大会。ホントの第1回じゃないのね。今回は10kmの部にエントリー。5kmじゃあ物足りないでしょ。

  誰もいない冬の海、御殿場海水浴場をうろつく。砂浜にサボテン発見。土手の上でストレッチ。コンクリートが冷たい。競艇場内に戻ってスタート時間までのんびり。三重大陸部、他、地元の中高生がいっぱい。ゲストは松野明美とレスリング五輪メダリストの吉田沙保里。話すチャンスが無かったな。他は四日市大と法政大の地元出身学生ランナー3人。後輩じゃん、みたいな。

  今日のテーマは「大人の走り?」とか言ってみる。スタートから飛ばして、行けるとこまで行って、あとは耐えるのみ。いつものそんなレースは無し。イーブンペースを刻んで、後半追い上げ。そんなふうに走ってみようかなって。

  寒すぎる津の海岸沿いスタート地点。サングラスをキラリと光らせて、隊列後方に待機。カウントダウンもなくいきなりの号砲。2秒遅れで手元の時計をスタート。のんびりゆく。

  うっ、のんびり過ぎた!1kmの通過、5分?!ラクなわけだ・・・。
2km、5分。ここにある100円ショップでバスタオルを買う。
3km、5分。橋の手前のいい感じの定食屋でお昼を食べる。
4km、4分半。ジャスコに寄ってお買い物。
5km、4分半。その向かい側にある天然温泉スオミの湯で疲れを癒す。
そんなことを考えていた前半5km、24’12。遅っ。

  3km過ぎくらいから5kmの部の選手と合流した。といってもトップの方の数人くらいだけど。先頭の女子高生、マジで速かった。付いていく気になれないスピード。16分台で優勝してたな。インターハイ級のスピードか、もっと上?

  無理矢理抑えてた感がなくもない前半に対して、後半はペースアップ。したつもり。6km、4’15。7km、4’20。勝手に落ちてくる人を抜くだけで気持ちはいい。あ・・・沿道に愛想を振りまきながら走ってたら、8km以降はラップ取るの忘れてた。エンジ色のシャツにサングラスって速そうに見えるんだろうなあ。

  10kmとはいえ短いもんだ。楽しかった走りの時間もゴールが迫るにつれて徐々に少なくなっていく。何となく寂しいような。そう思うと最後までレースを楽しまなきゃって思えてくる。会場手前で地元中学陸部の黄色い声援に、会場内で津市観光大使ツヨインジャーの5人に、それぞれ両手を振って応える。それが気に障ったか、なぜかやたらと競り合ってくるランナーたち。なんなんだ、いったい?!

  地元高校生と三重大陸部の見ている最後の直線。格好だけは速そうに見えるのにこの位置?「でもW稲田だってよ」みたいな声が聞こえてるってば。無駄に大げさにサングラスを取ってアピール。加えて本気ダッシュ。見ている人の笑いを誘い、盛り上げる。スプリンターの脚は、鈍っても速いから!次元の違うスプリントを見せて、飛行機ポーズでフィニ〜シュ♪何かやらないとね・・・。

  後半5km、22’03。ゴールタイムは46’15。あらまあ、昨日のボード疲れと睡眠不足が影響したかな。歩いて休憩したレースよりも遅いし。う〜ん、後ろから追い上げるのは向いてないってことだね。やっぱ何も考えずに最初から飛ばす!に限る♪らしい。

  走った後は、レース中に考えたとおり、買い物〜昼食〜温泉のコース。疲れて冷えた体に温泉が染み渡る。いい湯だぁ〜。走って何が楽しいのって?あの苦しさがいいんだよ。どMですから。ランナーは。

  わざわざ強行日程で参加した甲斐があった。これでこれからは迷うことなく、最初から飛ばせる。次の5kmのロードレースでは一発かましてやりたいもんだ。勝ちたい欲を久々思い出してきたぜい。見とけよ〜次のレースを。なんてね。いいんだ、楽しめれば。

おしまい

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