そして東京マラソンへ・・・

〜第1回 板橋リバーサイドハーフマラソン〜

LOVE・WING うっちゃん

  12月2日、晴れ。都営三田線、西台から荒川河川敷へ。何となく見覚えがあるような道。それもそのはず。この近辺の競技場に、中学のマラソン大会や陸上の大会で何度も来たことがあるから。懐かしいようなそうでもないような。今日はハーフ。あの頃は10kmのマラソン大会でもひ〜ひ〜言っていたのに、いつの間にやらハーフくらいなら、まあ何とかなるでしょ、ってノリに。とは言っても、今シーズンの長距離初戦。緊張するわけじゃないが、どれくらい走れるものか若干不安だったりする。

  今回のメンバーはふくちゃん、ともえ、私、マネージャーかずえの4人。第1回ってだけでネタ的にエントリーした大会。朝がんばって早く来たけれど、地元が圧倒的に多く、みんなのんびりの集合だ。階段状の土手に陣取り、冬晴れの荒川に広がる穏やかな景色を見渡す。日曜朝からマラソンなんて健康的だ。ここ、板橋の花火大会の会場にもなってる場所らしい。

  スタート20分前から整列、でも並んだのは10分前。タイム順で前から80分以内、100分以内・・・のプラカード。みんな遠慮しているのか、80分以内も100分以内も空いている。ともえ&私は100分以内のとこに、ふくちゃんは遠慮してさらに後ろへ。地元中学生のファンファーレ、競馬並みにテンションの上がるファンファーレが欲しかったな。9時30分、スタート。

  コースは荒川河川敷10kmちょっとの折り返し。二度の折り返し以外はほぼ直線か。風が穏やかなのがありがたい。ゆっくりとした出だしで様子を見ながら、徐々にペースを作っていく。オーバーペースになるのが怖かったんだけど、ちょっと遅すぎたかも。後半の落ち込みが気になったので、仕方ないと言えば仕方ない。3km過ぎの折り返しで、ふくちゃん、ともえちゃんの位置を確認。ハイタッチをするのはウチらくらい?他の人は黙々と走ってるんですが。5km通過23分後半、遅めだな。

↑ 給水に手を伸ばしたとこ

  再びスタート地点に戻ってきて、かずえに迎えられる。暑くなってきたのでアームウォーマーを脱いだ。マネージャー、後続を応援してあげて下さい。平坦な道が延々と続く。このまま10kmくらい、ひたすら応援の無い河川敷ですか。気持ちが萎える。オーバーペース組が早くも落ちてきて、からだが温まった奴らが徐々に上がってきた。抜かれつつ、くっついて気持ちペースを上げる。グランドの野球やサッカーを横目に10km通過、22分前半。45分台で10km通過、同じペースなら95分くらいで行けるけど、シーズンインで、しかもランの練習してないのに、そんなに走れるのかしら。後半が不安だ。

↑ 競り合いに勝ったふくちゃん

  カメラマンの前で給水。余裕っぽく。でも実は疲れ気味。足よりも呼吸が、きつい。そんなときに土手の上へと登り坂。うお〜っクライマーの名にかけてこんな坂ごときでペースは落とせんっ。無理矢理イーブンペースで登りきる。と、それがきっかけになって後半の苦戦が始まる。この辺で上がってくる奴らはマイペースで巧く走ってるんだろうなあ。でもそんなの関係ねえ。12kmくらいでもまだ折り返しの先頭とすれ違わず。多分そんなに速くないな。いや私よりははるかに速いけど。

  再び折り返して、ふくちゃんと再びハイタッチ。ともえちゃんはバテてるなあ。それでも笑顔でハイタッチ。で、15kmの通過は23分前半。これならちょっとがんばればベストが出ちゃうかも。そう思ってここからはかなりきつい走りに。応援もなく、一緒に走るランナーも少なく。こういう展開って、私は力を発揮できないんだけど。観てる人がいないのに、がんばるのか。これも仕方のないことか。

  1kmごとの距離表示があってると信じて、ひたすら時計とにらめっこ。この位置、このペースだと抜かれることはなく、ただ前を追うのみ。その前も点在してるだけで、なかなかラクには走らせてくれない。平坦なコースのおかげで、ペースの落ち込みもなく、20kmでぎりぎり22分台。計算してる余裕はなかったけど、最後の1kmちょっと次第ではベスト更新かも。先週のデュアスロンで、なんであんなに走れなかったのかが不思議なくらい、ハーフの終盤でも走れてる。

  追い込みながらもゴール前の1人はかわせず。それでもそこそこ余力を残したスパートで1kmちょっとを4分44秒。結果、96分台後半。ベストまであと10秒程度に迫るセカンドベスト。シーズンインのハーフでこれだけ走れるとは自分でも驚いた。自転車の練習に圧倒的に時間を費やしたが、その効果がランでも表れたのかな。ゴール後のドリンクを飲みながら、思わずにやけてしまう。まだまだ行けるぜ、と密かに妄想しながら。

  次に来るのはふくちゃん、折り返しでのすれ違い具合だと、10分遅れくらいで入ってくるはず。見えてきた。ヨレヨレのおっさんとの激しい競り合い。抜けそうで抜けない面白い展開。ふくちゃん、本気のスパートで何とかかわす。これは粘ったヨレヨレのおっさんに拍手だな。見ごたえがあった。ふくちゃんは当然ベスト。一気に10分くらい記録更新。すげーな。これも自転車効果か。

  最後、ともえを待つ。制限時間の2時間半を過ぎても、選手が途切れるところまではゲートクローズを待ってくれている。ローカル大会ならではの配慮。遠くにラブTのともえが見えてきた。が、ここで時間切れ。制限時間まであと10分足りず。それでも先週河口湖を走ったばかりなのに見事な完走です。マネージャーも一緒に全員揃って完走のゴール。なかなかいい絵になってるでしょ。

  穏やかな冬の一日にさわやかな完走。マラソンシーズン、開幕。そしてここから、東京マラソン2008への道が始まる。

<記録>
タイム:1時間36分53秒 23:46 - 22:07 - 23:17 - 22:59 - 4:44 セカンドベスト
順位:男子総合111位(510人中)、男子39歳以下:56位(251人中)

おしまい

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