東京マラソン2010〜応援編〜

〜第4回 東京マラソン2010〜

LOVE・WING うっちゃん

  また今年も悪天候。朝7時半の新宿駅中央西口に集まったのありさ、ともえ、かずえのランナー3人とふくちゃん、まさ、私の応援3人。この寒さの中、早朝の新宿にランナー以外で集まった人たちはみんなえらい。都庁前へと向かう地下道にて多くのランナーが待機し、祭りの始まりを心待ちにしているようだ。が、応援のウチらは3人の健闘を祈ってマックへ避難。温かい飲み物を片手にスタートの時間をひたすら待っていた。他のメンバーは9時半に竹橋へ集合するらしい。

  寒い中、せっかく待ったので、スタート直後の様子でも見ようと1km地点へ。雨のため沿道の応援は隙間が目立つ。9時スタートの車椅子の部を見送り、9時10分、2010年の号砲が遠くで鳴り響いた。実業団ランナーが引っ張る大集団が駆け抜け、市民の巨大な流れが目の前を通り過ぎる。奇跡的にありさのみ発見。とりあえず声をかけられてよかった。ちょうど中央分離帯がある場所だったので、他の2人は逆サイドを抜けたということにしておく。

  あまりのんびりしていると竹橋で追いつけないので、新宿駅の地下をマラソンランナーのごとく走りぬける。竹橋へはすでに、そめ、ごろー、みゆきたち、4,5人が集まっていた。沿道にはすでに人垣が出来て、盛り上がってきているようだ。他のメンバーとも無事合流し、雨が降りしきる寒空の下、3人を探しながらの応援が始まった。

  まずありさが順調に通過し、続いてかずえも来た。最前列で応援するかずえからウィダーを渡してもらったが、まだ要らないか?実はこのときかずえのすぐ後ろにともえが居たことを後から知る。まさは肩までたたかれたのに気が付かず。ともえは心が折れそうになったとか。そして他のメンバーも最後のともえを探してかなり長い時間、竹橋で応援を続けたそうだ。

  一方、私はかずえを見送った後に、竹橋から日比谷公園前まで急いで移動したが、さすがに追いつかず。順調なペースということで品川からの折り返しを待つことにする。この間、普段は見ることがない後方のランナーたちをじっくり応援。人それぞれの物語を想像して、完走を祈ると同時に、またここで走りたいなと強く思ったりして。

  そうこうしているうちに品川で応援するゆきからありさ通過のメール。4時間半を切れるペースで刻んでそうだ。19kmの通過も余裕。かずえを見逃したゆきだが、19km地点、余裕たっぷりに走ってきた。これでも十分5時間切り、自己ベストのペースだ。ここから20km過ぎまで、応援しては走ってを繰り返す。傘片手にかなりきつかった。20km過ぎのエイド付近で応援する母も発見。ハーフの通過もわるくないので、このまま行けば、いいタイムが期待できそうだ。

  再び地下を疾走し、先回りするように電車で茅場町へ。が、ここも追いつけず。でも追いつけないということは順調に刻んでいる証拠なので安心。竹橋から直接茅場町へ移動したみんなはありさとかずえを応援。ここからみわこも応援に加わって、総勢9人。あまりの寒さにホットモットのみそ汁を飲んでいる間にともえが通過。3人ともこの悪コンディションの中、崩れずに大したもんだ。

  みんなは一足先に春海橋へ。私設エイド、ミカンステーションを今年も開設だ。私は茅場町でもうひと仕事。浅草から帰ってくるかずえにエクレアを補給しなければ。30km過ぎの一番重要なポイント。ここまで来るともはやコースに溢れるランナーの中から一人を探すのは至難の業。コスプレランナーを目印に位置を予想する。周囲の応援もそんな感じ。待っている間に雨が止み、走っているランナーのウェアも乾いてきていた。5時間切りのリミットまで10分ちょっとを残してかずえが登場。F1のピット作業並に急いでエクレアの補給とマッサージ。このペース、死守です。

  茅場町から春海橋までコースをショートカットするように4,5kmのジョグ。ランナーより速く走った。春海橋にはすでにみんなが集まっていて、ミカンステーションは今年も盛況。品川で応援していたゆき、ボランティアを終えたマティの2人も合流し、ここで今年もランナーにミカンとパワーを送る。ありさが4時間半切りにきわどいタイムで、かずえが5時間切りまで余裕を残して、ともえが5時間切りはきつそうだけど余力たっぷりに、それぞれみんなの応援に後押しされて通過。3人を見送って、いい仕事をした充実感。最後はもう本人に頑張ってもらうしかない。この東京を駆け抜けられる喜びを噛み締めながら。

  ミカンやおかしやコールドスプレーが無くなるまでランナーを応援し続ける。何もなくてもハイタッチで応えてくれる。見ず知らずの人たちが、走ることで一つになる。“the day we unite!!”沿道を応援しながら移動し続け、走る人たちの姿、応援する人たちの姿、ボランティアの姿を目にし、マラソンを通じて、東京が一つになった日だと実感した。東京マラソン、最後に走ったのは2008年。またいつか東京マラソンを、この東京を走りたいと思った。

  厳しかったコンディションも、14時を過ぎる頃には風雨がおさまり、終盤のランナーたちには追い風になったのでは。ビッグサイトにゴールしたありさから「ネットで4時間半切れた!」とメール。さらにはかずえから「グロスでも5時間切り!」。ともえも「走ってなかったのにベスト更新!」と3人からうれしい報告。

  レース後は、ランナーも応援もお疲れ様ということで、新橋で打ち上げ。最後にざんぼんもちらっと顔を出してくれてランナー3人に、現地応援12人、ネットとTVの前での応援カウントレスということで今年もみんな全力で東京を楽しんだ。完走メダルを首にかけて3人が凱旋。それを合図に乾杯。自己ベスト更新と完走、おめでとう。応援にかけつけたみんな、ありがとう。また来年も、エントリーしましょう。

<結果>
ありさ → 自己ベスト更新、ネットタイムで4時間半切り!
かずえ → 自己ベスト更新、5時間切り!
(手元の時計:4:47'43 34'36 - 37'42 - 30'50 - 35'34 - 31'56 - 37'04 - 33'11 - 32'29 - 14'21)
ともえ → 5時間切りならずも、自己ベスト更新、!

おしまい

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