南の島で走る旅

〜2012年 旅の軌跡 サイパン編〜


2月29日

  まさかの雪でランニングシューズを履いて行けず。靴一足、荷物が増えた。雪が残る夕方、成田空港へ。デルタの自動チェックインで、ネットでやったのと同じことを繰り返す。ウェブチェックインの意味無し。JTBのパックツアー、受け取るもの、何も無し。サイパンの空港に着いてからいろいろもらうそうで。成田空港に来るとそれだけテンションが上がる。夜の出発でサイパンへ。の前に、空港で働くNみちゃんを探して歩く。空港の端の方で発見、一つ仕事を終えた気分。行ってきます。

3月1日

  0時40分、予定より30分早く到着。日本人だらけ。98%くらい日本人。入国でいろいろ聞かれたのはスタンプがありすぎたせいか。空港でたらJTBの人が居て、バスでラクにホテルへ。部屋の鍵も空港でもらい、ホテル着後は部屋へ直行。パックツアー、ラクだ。2時くらいにおやすみ。

  のんびり寝てしまい、ランチで街へ。日本語・中国語・韓国語、サイパンは英語が少ない。ランチは“カントリーハウス”でシーフード。ステーキも美味そう。$8〜10くらいでランチ。物価はそんなに安くない。ABC(コンビニ)では日本のお茶類(ペットボトル)が売っていて$2〜3と高過ぎ。何でもある便利な国だ。

  午後、ホテルの前のビーチへ。海に入っている人、ゼロ。誰も泳いでいない。とりあえずシュノーケル。海草多し。魚少し。ビーチでごろごろする人が数人。ここの海はいまいち。

  ビーチを北上。フィエスタからハイアットへと海が、というかビーチがきれいになっていく。ハイアット前のビーチで遊ぶ。魚がいた。ウツボもいた。遠浅で透明度もまあまあ。

  16時サイパン着のまさ&ゆうた。17時にホテル着、合流する。寛平や他のマラソン参加者と一緒のフライトだったそうだ。4人でガラパンの街へ行くと、フィエスタ&ハイアットの前の通りで木曜市が開催されていた。おいしそうな屋台が並び、雰囲気は東南アジア。おいしいチャモロ料理を6品$5でテイクアウト。ビーチで食べた。ビーチボーイズとダイビングの値段交渉。話がまとまらず、また明日ってことに。現地の人たちも木曜市は楽しいらしく、とても盛り上がっていた。

  スーパーで買い物。男気ジャンケンでアイスを買わされる。ホテルへ戻って大貧民タイム。まさたちは同じハファダイリゾートのクリスタルタワー8F、値段が高いだけあって、いい部屋に泊まっていた。まあ部屋なんて何でもいいって人たちなんですが。満足の初日(二日目か?)、終了。

3月2日

  昨日のビーチボーイズが8時テントに来いって言うから早起き。でも結局電話でショップと直接話し、13時からのダイビングになった。午前はマニャガハ島へ。ビーチボーイズを気遣い、このテントでボートを出してもらう。送迎$20+入島料$5.

  島は一周2km程度で、どこでも自由に潜れるというわけではなく。メインとなるビーチも限られていた。中国人・韓国人、多し。白砂のビーチはきれいだったが、珊瑚と魚が見られるのは、遊泳区域の外側という残念さ。まあそれなりには魚も見られるけど。半日居なくても十分、お手軽な島ということで。

  13時にホテルにダイビングショップのお迎え。シボレーのでっかい車。どこまで行くのかと思ったらすぐ近くのホテルへ。中にショップがあった。機材は全てお任せで、少し離れた港へ。ボートでGO。

  8人乗りくらいの小さなボートで2ポイント、“パイプ”&“アイスクリーム”へ。この時期、島の北部は状況がいまいちでNGとのこと。機材のセッティングは全てやってくれてラク。やり方を忘れそうだ。体験のゆうたも一緒に普通に一緒に潜った。

  普通じゃなかったのはかずえ。ボート20分で酔ったそうで、早々にギブアップ。1ダイブは短いものになってしまい、2本目はキャンセル。残念。3人で潜った2本目はなかなかいいポイントだった。

  ダイビング後に大会の受付へ。アメリカンメモリアルパーク内のステージにこじんまりとした受付あり。人数は少なそうだ。17時過ぎに行ったら受付を片付ける直前だった。

  街中へ戻り、夕食のお店探し。通りすがりの現地人に、安くてうまいレストランを尋ねる。と、「そこだ!」と通りの向かい側、“エレガントカフェ”。カフェという名ながらもレストラン。確かに安くてうまかった。現地人でいっぱい。観光客はもちろん居なかった。満腹になってホテルへ。明日は朝早いので早めの就寝。

3月3日

  目覚まし、朝の3時。寝たような寝てないような・・・。夜中のチェックアウト&早朝というか深夜の到着で外がうるさい。早起きして朝ご飯。4時半、大会会場へ、いざ出陣。

→ → → 日出ずる国の夫婦ランナー ← ← ←

  まさ、ゆうたも無事完走。マラソンの後はホテルでシャワー。まだ朝の10時前、ひと眠りしたいところ。コース上には50kmやフルの人がまだまだ走っていた。

  完走パーティーまでの時間はレンタカーで島観光。まさドライバーに任せ、グロット→スーサイドクリフ→バンザイクリフと有名どころを回る。グロットは大荒れでとても入れる雰囲気ではない。島南部のビーチも荒れていた。今日は爆風の一日らしい。こんな風の中、マラソンはよく頑張った。

  17時頃からフィエスタリゾートのビーチでの完走パーティー&表彰式へ。夫婦揃ってハーフマラソン5位入賞は自分たちのことながらお見事。表彰順も男女交互に順位順だったので、続けて名前を呼ばれてなんかいい気分。ダイビングショップのイントラの娘も10歳?ながらも10kmの部に参加、見事年代別優勝を果たしていた。

  完走パーティーの食事はホテルのビュッフェで豪華なもの。群がって取り合わなくても十分な量と満足の味。さすがはホテルのビュッフェだ。吉本のお笑いライブ、6組も笑わせてくれた。締めの寛平息子のライブは、いまいち乗れなかったが、日本人向けの楽しいパーティー、これはまた参加したい。

  パーティー後にスーパーでお買い物。お土産買ったり、帰りのおやつ買ったり。朝早かったこともあり、最後の夜も早々にぐったり。毎度のことながら、なんて健全な旅なんだ。  

3月4日

  あっという間に最終日。真夜中のチェックアウト&送迎で空港へ。まさとゆうたとは同じ飛行機なのに出国後まで会えず。出国の列もかなり待たされた。空港ではワイナイナが一人でうろついていて、プライベートで来ていたことが発覚。そりゃあ遠慮なく賞金をもらうわけだ。

  帰りの飛行機は真夜中の便だし、マラソン疲れもあるし、静かなもの。日曜日の午前中に帰国。成田に着いて週末の海外マラソンはおしまい。これくらいならお手軽なんで、また走りに行きたい。やっぱり遠くの日本より、近くの海外だ。

おしまい

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