思い出を刻む三度目の島

〜2011年 旅の軌跡 与論島編3〜


【旅のミチシルベ】
◆日程・・・3月4日〜3月9日。
◆目的・・・ヨロンマラソン入賞。海開き。たそがれる。
◆コース・・・羽田〜那覇〜与論島〜那覇〜羽田。
◆宿・・・南風荘。

【旅の軌跡】

3月4日

  愛兎ぶーこの体調不良のため、かずえはお留守番で看病。手ぶらでは帰れないマラソン旅になった。那覇の宿は、歌舞伎町のような繁華街のど真ん中。女の子が一緒でもキャバクラの客引きが寄ってくるような状態。夜中でもやってる国道沿いの食堂で夕食にチャンプルー。ふくちゃん、ゆりこ、みゆき、ごろー、なおぴんと6人で3部屋。3度目の与論島は忘れられない。

3月5日

  出港とともに朝日を浴びながら、ヨロンへと向かうフェリー。6人とも爆睡。寝不足ですから。4時間で到着のヨロンパナウル王国、入国はあっさり。テレビの取材、は隣のグループが受けていた。今回の宿は南風荘。送迎バスに、なんとあべひろしの姿。彼は毎回一人でヨロンに来ていたのか。バス内で早速女の子だけのグループに声をかけていた。

  南風荘は島の南側、ハーフマラソンの10km地点過ぎたくらいの場所にあった。青空も見えているので、歩いて島の東側を散策。きれいなビーチもいつもはマラソンで通過するのみ。ゆっくりと見るのは初めてだ。晴れているとはいえ、さすがに寒くて水着は持たず。

  3月の海は青空の下、透き通ってきれいだ。が、やっぱり入るのには冷た過ぎる。昨年はよく頑張って入ったもんだ。今年は水着では無理だ。海から離れて、15時前の遅いランチ。海鮮丼がうまかった。

  ランチ食べた店から見える砂浜へ。上空にはモーパラ。長く続くビーチと海の上を快適そうに数機が飛んでいた。砂浜ではしゃいで、猫をかわいがって、内陸部に戻って宿へ向かう。が、道がわからずにうろうろ。牛舎見学しつつ、宿に戻ると17時半の早めの夕食。今年から前夜祭の時間が変わって、ちょうど夕食時になった。で、前夜祭の前に食事をどうぞ、という宿の配慮らしい。

  19時からの前夜祭は、これまた食事がたっぷり出て、食べきれずお持ち帰り。いつもどおり飲み食いして騒いで踊って、2時間。明日のレースを前にテンションを上げておいた。

3月6日

  朝から太陽が出て、スタート地点へと送迎されるバスの中では快晴。今日は暑く、そして熱くなりそうだ。手ぶらでは帰れない、3度目のヨロンマラソンはこちら。

→ → → 情熱のフライハイ ← ← ← 

  みんなが意外といい走りをして、走った後の表彰式まで時間がたっぷり。しかもけっこう余裕がありそうな雰囲気。白砂のビーチでアイシングも兼ねて、海開き。水着ではないが、入れるだけ入っておこう。そんなノリ。

  メダルを手に、久々の優勝に、ついつい浸ってしまう完走パーティー。激戦を振り返りつつ、走らせてくれたパナウル王国とかずえ、ぶーこに感謝する。盛り上がってあがったステージの上で踊るはヨロンの勝利の舞。そんな完走パーティーを今年も楽しんだ。20回の記念大会にも来たし、メダルも取ったし、しばらくヨロンマラソンには来ない気がする。

  完走パーティーまででみゆきがダウン。先に宿に戻り、ウチらはふくちゃんに連れられておなじみの歯医者さんのとこへ。大会後は自主的な完走パーティーの場を設けてくれてて、持ち寄りで毎回集まっているらしい。私は今年初めて参加。これもメダリストの仕事です。なんて。

  入れ替わりで来客が次々に来つつも最初から最後まで居たのはウチらだけ。たっぷりと飲んで酔っ払えるのもヨロンの魅力か。帰りのタクシー待ちがなぜが長かった。島に1,2台しか無いんだろうな。宿では宿でまた盛り上がっていたが、さすがに飲んで帰った23時過ぎ。マラソン疲れもあり、宿の飲み会には参加できず。メダルを手にゆっくり眠った。

3月7日

  与論島最終日、朝からの雨。近くの民俗資料館みたいなとこへ。与論島のくらし、というか、この辺の島々についてちょっとお勉強、的なとこ。で、お茶飲んでおしまい。スーパーで買ったお昼を宿の食堂で食べて、港への送迎待ち。

  3度目のパナウル王国との別れ、出国、もとい出港を待つ港。が、フェリーが来ない。悪天候で大幅に遅れているとか。待合室に若干の焦りが生じる。飛行機がただでさえぎりぎりなのに大丈夫なのかと。とりあえず2時間ほど遅れてフェリーが出港。さてどうなることやら。

  船内でアナウンス、飛行機がぎりぎりの人は本部からタクシーもあるとのこと。ウチらはタクシーを選択。乗り合える人を一人だけ見つけ、本部からタクシーで那覇へ。道は順調で何とか間に合った。私はここでバイバイ。一人宿へと向かった。

  せっかくの沖縄、那覇だけでも少し楽しんで行こうと、帰りを数日後の便にずらしていた。今、思えばおとなしくみんなと一緒にしておけばよかった。が、しかたない。

3月8日

  朝、まだヨロンマラソンの余韻から抜けず。そしてぶーこのことも心配。那覇の海沿いを歩き回る。ジョグでもぐるぐる。猫と戯れたり、ビーチではしゃぐ高校生を眺めたりして、ゆったりと過ごす一日。日本にしても非日常な時間だ。

3月9日

  予定は明日の便だったけど、昼前の飛行機に飛び乗る。心ここにあらず。ぶーこがお月様に旅立った。こうしてドタバタしつつ、3度目のヨロン旅を終えた。お土産は金メダル。頑張ったけど切ないメダル。思い出を刻んだ与論島、またいつか行くかもしれない。そのときはきっと温かく「おかえり」と迎えてくれるに違いない。

おしまい

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