さくらんぼ修学旅行

〜２００７年　旅の軌跡　山形編〜

６月９日

　　山形東根温泉へ、さくらんぼ修学旅行。という名のさくらんぼマラソンツアー。お得な大会公認パックでラクして行く。夜出、車＆バンガローも捨てがたいが、ラクしたい。往復の新幹線代よりも安い料金で交通費＆宿二食付き。指定席待ち合わせで快適な電車の旅を、過ごすはずだったが・・・。東京から来る、ふくちゃん、みゆき、さやか。ふくちゃんと他の二人は初対面。前後で違う席に座ってないか不安。なんて、余計な心配だったか。大宮でかずえ、私が合流して、無事に５人集合。さくらんぼ遠征の始まりだ。

　　と、最初から強敵現る。Ｔっきーの名を語るおばさんに執拗に話しかけられ、隣の席は罰ゲーム並みの待遇だ。おばさんが席を立つ度に席交替して負担分散。初日から楽しませてくれるぜ。みゆきの適当な回答でウチらがコニ○ミノルタのチームだと思い込んでしまい、余計にテンションが上がってたな。ふぅ、敵はどこにいるかわからないもんだ。

　　ピンクカップで来たことがある赤湯駅。電車内から駅構内に飾られたハングを見て、懐かしく思ってみたり。さくらんぼ東根駅まで３時間ちょっとで着いた。心配だった天気もなんとか曇りっぽい。小さな駅なのに降りる人はめちゃ多い。さくらんぼマラソンツアーの人だらけ。そして駅でも歓迎ムード。こんなに迎えられるとは思ってなかったのでびっくりした。ＢＧＭに大塚愛のさくらんぼが流れてる。

　　駅前の広場では瀬古監督と千葉真子が中学生のブラスバンドとチアに迎えられ、ミスさくらんぼに花束を渡されていた。一方その頃、夜出の車組は銀山温泉を満喫中とのこと。ウチらは送迎バスで東根温泉の旅館にチェックイン、市内観光を楽しむことにした。駅前にはさくらんぼの木が植えられていた。ナポレオンと佐藤錦。佐藤錦の生みの親、佐藤さんの像も。さくらんぼってあんななり方するんだね。

さくらんぼ東根駅からひと駅隣の東根温泉。送迎バスで１０分の道のり。道路沿いのさくらんぼ果樹園の多さに驚きつつ、東根温泉あげてのマラソン参加者の歓迎っぷりにもっと驚く。大会前日のイベント会場付近で降ろされ旅館を探す、ほどのこともなく、歩いて５分で辿り着く。歩いてた人が旅館の場所と、その隣のおいしいそば屋さんを教えてくれた。遅いお昼はそば屋で決まりだ。 　　今回の宿、小関館。民宿から建て増しで旅館になった感じ？部屋が広いからＯＫ。ここでも歓迎のさくらんぼが一人１パック置いてあった。佐藤錦うめ〜。宿のおじさん、ウチら５人が男女一緒でちょっと驚いてた。アウトドア派なんでいつものことですが何か？周りの部屋もマラソンツアー参加者でしょうか。旅館隣のそば屋、なんだか由緒正しいようなことを言っていたが、とりあえず混んでいた。昨年、みゆきが食べた店だとか。なんたる偶然。ていうか狭い町なのね。板そば、確かに美味かった。食後のデザートに温泉。街角の足湯でゆったりする。その頃まだ車組は銀山温泉。 　　いまいちな天気の中、イベント会場へ行ってみる。田舎な感じの盛り上がりっぷりが何だかうける。みゆき＆さやかの眠気を吹き飛ばす、東根ＮＯ．１バンド、おおもりぱすたの単独ライブ。「さっくらんぼ、さっくらんぼ、君と手をつなごう♪」Ｆｕ〜！

　　別会場でトークショーを終えた瀬古監督＆千葉ちゃん登場。１０分程度だったけど、餅ついて去っていった。千葉ちゃん、意外に背が高かったのと、脚がメダリストの脚だった。二人がついた餅をいただき、地元のさくらんぼワインを試飲。そんなイベント会場。全体的に見てこの東根さくらんぼマラソン、大会で町を活性化させたいい成功例なんじゃないかなあって感じた。会場の外はいつの間にやら大雨。屋内ゲートボール場が大活躍だ。屋内ゲートボール場ってすげえな。来週にはゲートボールの全国大会をひかえているらしい。

　　飽きてきた頃に車組やっと到着。イベント会場と大会会場を間違えてさまよっていたらしい。ここで車組とやっとご対面。メンバーの全貌がやっと明らかに。知らない顔多し。駅前のジャスコでのお使いありがとうございます。おやつゲット。車組はこの後バンガローで夕飯の準備。ウチらは温泉にでも入りに行こうか。

　　気がつけばすでに１７時過ぎ。さっきお昼を食べたばかりだけど、もう夕食の時間。温泉の前に夕飯だ。大会公認パック、素敵〜。安いのに料理もちゃんといっぱい出てきた♪普通に美味い。芋煮が一番気に入った。でも、まだそんなに腹減ってなくて・・・。いちおうほぼ完食、満腹だ。食事部屋を見ていたら、どうやら一人で参加の人たちは相部屋らしい。仲良くみんなで食事するテーブルもあれば、来た者順に個々に食べていく人たちもいて、大会で相部屋って独特かも。おじさんたちの武勇伝と微妙な空気がはがゆくて面白い。

　　温泉、湯札をもらったので、これで湯巡り。夜の街を散歩いつつ、ちょっと大き目のホテルの温泉へ。「さくらんぼマラソンパーティー会場」と書かれており、どうやらここでゲストは楽しんでいるらしい。スタッフもここに泊まってた。露天風呂、快適なり。アイス食って宿に戻ると、何だかんだでいい時間。部屋の散らかりっぷりが見事。明日に備えて早寝です。おやすみっ。

６月１０日

　　誰かの目覚ましで起床。みゆきのやつか。二度寝。今度は朝食の電話で起こされる。眠い。食事部屋、すでに相部屋組は食事も終えて出発したらしい。早いな。ウチらものんびり急ぐ。天気は微妙な雨。誰だ。雨男雨女は？！

大会会場は自衛隊駐屯地。東根温泉から送迎バスで１５分。スタート＆ゴールゲートが設営され、さくらんぼな雰囲気が漂っている。車組は渋滞にハマっているとのこと。スタートまでぎりぎりだな。さてここからは大会レポで。今回はふくちゃんのレポもあります。 →　初１／２マラソン（ｂｙふくちゃん）＆さくらんぼの楽しみ方　← 　　飛び人ばかりのメンバーながらも全員無事完走。意外な速さを見せたのはさやか。初ハーフでふくちゃん負けるとこだったよ。完走証をもらって、マラソンの余韻に浸りつつ、昼ご飯。その頃、ハーフでは物足りないウエマティは、さくらんぼ種飛ばし大会で激闘を繰り広げていた。大会後の静けさを取り戻した会場でミスさくらんぼと記念写真。山大ハタクが行方不明になったが、それは置いといて東根温泉へ。昨年寄ったという旅館の温泉へ。ハーフも走れば普通に疲れる。たっぷりと湯に浸る。帰り際、岩盤浴割引券をゲット。六本木に姉妹店があるそうだ。５０００円→１０００円の割引。これは行くっきゃない。 　　さくらんぼ東根駅まで送ってもらい、車組とここでさらば。新幹線のホームには各旅館のお女将さんが「ありがとう」の横断幕を持ってお見送り。来てから帰るまでの歓迎っぷりがありがたい。さくらんぼ東根温泉駅の停車時間を大幅にオーバーする人数が乗車。心配されたＴっきーの登場もなく、米沢牛弁当に満足しながらの帰りの新幹線。ランニングツアー、走りに遠くへ行くのもこれだけ人数がいたら楽しいな。また今度は別のところへ、みんなで走りに行こうか。

おしまい